米国債金利の引上げの影響で、総合株価指数(コスピ)が取引中に一時、年中最安値を記録するなど、4取引日連続で後退した。コスダックは、約3カ月ぶりに900ポイント台を割り込んだ。国債金利の高騰が招いた「金利発作」で、世界金融市場の不安が高まっている。
9日、コスピは前日より19.99ポイント(0.67%)安の1976.12で取引を終えた。取引中に一時、2%以上下落し、今年1月以降最も低い29.36まで急落したが、午後に入って下げ幅を減らした。コスピは4日から連日下落し、4日間106.87ポイントが下がり、2日連続で3000ポイント台を下回った。コスダックも896.36で取引を終え、昨年12月2日以来初めて900台を下回った。
対ドル・ウォン相場も1ドル=1140.3ウォンで取引を終え、5カ月ぶりのウォン安ドル高が進み、外国人投資家らの売りに拍車がかかった。同日、外国人投資家らは6486億ウォンの株を売って、5取引日連続の株売りが続いた。
同日の証券市場の下落は、前日の米国債10年物金利が年間1.60%で取引を終えた影響が大きかった。米国債金利は今年に入って0.67%ポイント上がった。同日、ソウル債券市場でも10年満期国庫債金利は、前の取引日より0.006%ポイント上がった年2.034%で取★引きを終えた。10年満期の国庫債金利は、前日、2年ぶりに初めて2%台を超えた。
パク・ヒチャン記者 シン・ジファン記者 ramblas@donga.com · jhshin93@donga.com