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中国帰化の林孝俊、北京冬季五輪出場に思わぬ壁が

中国帰化の林孝俊、北京冬季五輪出場に思わぬ壁が

Posted March. 10, 2021 08:11,   

Updated March. 10, 2021 08:11

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2022年北京冬季五輪出場を狙って中国国籍を取得した林孝俊(イム・ヒョジュン=25)だが、中国代表としての五輪出場が簡単には実現しそうにない。関連規定を十分に熟知していなかったためだ。

国際オリンピック委員会(IOC)の五輪憲章第41条2項によると、国籍を変更した選手が他国の代表として五輪に出場するためには、最後の国際大会に出場した日から3年が経過しなければならない。林孝俊は2019年3月10日に韓国代表として2018-2019国際スケート連盟(ISU)のスピードスケート・ショートトラック世界選手権に出場した。北京五輪は来年2月4日に開幕し、20日に終わる予定だ。北京五輪が予定通りの開催となれば、1ヵ月差で五輪出場資格を逃すことになる。

ただ同条項は、両国の国家オリンピック委員会(NOC)が同意する場合は、3年が経過する前でも当該選手が他国代表として五輪に出場できると定めている。韓国では大韓体育会がNOCの役割を担っている。大韓体育会の関係者は9日、「まだ中国代表選考戦が開かれる前なので、公式見解を言うのは難しい。しかし韓国代表チームに与える影響と社会の空気を考慮すれば、これを許すのは容易なことではない雰囲気だ」と話した。

しかし、IOCが五輪開幕直前に国籍変更を承認した前例がなかったわけでもなく、林孝俊にすべての道が完全に閉ざれているわけではない。

林孝俊は19年に代表チームの後輩に強制的にわいせつ行為をしたとして大韓氷上競技連盟から1年の資格停止処分などを受けて選手生活が厳しくなったことを受け、昨年末、中国への特別帰化の手続きを進めた。


黃奎引 kini@donga.com