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仮想通貨で財産隠し、2416人の高額滞納者から366億ウォンの税金徴収

仮想通貨で財産隠し、2416人の高額滞納者から366億ウォンの税金徴収

Posted March. 16, 2021 08:07,   

Updated March. 16, 2021 08:07

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ソウル江南(カンナム)で病院を経営する医師や高額資産家など2400人あまりが、税金を逃れようと所得や資産を仮想通貨に変えて隠していたことが、税務当局に摘発された。仮想通貨を財産隠匿と脱税手段として悪用する事例が初めて発見されたのだ。

国税庁は15日、仮想通貨で財産を隠した高額滞納者2416人を対象に、約366億ウォン相当の滞納税金を取り立てたと明らかにした。彼らが保有した仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、リップルなどだった。27億ウォンの税金を滞納していたのに、仮想通貨に39億ウォンを隠した医師もいた。

高額滞納者らは、税務当局が未納税金を徴収するために金融口座を照会する際、仮想通貨はあまり現れないことを悪用した。ビットコインなどの仮想通貨を買うためには実名の銀行口座が必要だが、銀行口座から仮想通貨取引所に金が移動した後は仮想通貨保有状況を当局が把握しにくいからだ。滞納者たちはこの点を狙って、意図的に財産を仮想通貨に変えて隠したものと国税庁は把握している。

国税庁の関係者は、「滞納者らの仮想通貨出金請求債権を差し押え、滞った税金をすべて支払わなければ仮想通貨を現金化できない」とし、「最近ビットコイン価格が高騰すると、『知人からお金を借りてでも滞納した税金を払うから、差押えを解除してほしい』という人もいる」と語った。


宋忠炫 balgun@donga.com