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三星電子、HKMG基盤のDラムを業界初開発

三星電子、HKMG基盤のDラムを業界初開発

Posted March. 26, 2021 08:13,   

Updated March. 26, 2021 08:13

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三星(サムスン)電子は、既存の製品より速度は倍以上速く、電力消耗は13%ほど少ない次世代Dラムメモリーモジュールを開発した。サーバーメモリーに搭載され、大容量データセンターなどの電力効率を高めるのに役立つものと見られる。

三星電子は25日、「ハイケイメタルゲート」(HKMG)工程を採用した512GB(ギガバイト)DDR5メモリーモジュールを開発したと明らかにした。DDR5とは次世代Dラム規格で、前の世代であるDDR4に比べて倍以上の性能を備えている。

三星電子のDDR5Dラムは、7200Mbps(1秒当たりのメガビット)のデータ伝送速度を備えている。30GB容量の超高画質(UHD)映画2本を1秒で伝送できる。現在Dラム規格であるDDR4の最高伝送速度は3200Mbps水準で、容量も256GBが最大だ。

三星電子が開発したDDR5Dラムは、システム半導体の製造過程で使われるHKMG工程を採用して、電力消耗を減らした。無駄遣いされる電流を減らす工程が採用され、従来のメモリーに比べ、電力を13%ほど少なく消費できる。三星電子の関係者は、「システム半導体を製造するノウハウを基に、Dラム製造にもHKMG工程を採用して高性能低電力を同時に実現できる」とし、「電力消耗が少ないため、大容量データセンターや人工知能(AI)など、電力効率が重要な所に使われる」と説明した。

また、一般的に使われるDラムの中で、初めて8段シリコン貫通電極(TSV)技術を採用した。TSV技術は、Dラムに入るチップに穴を開けてチップ同士を直接繋げて速度を画期的に高める技術だ。三星電子は2014年に初めて、DDR4メモリーに4段TSV工程を採用して、64GBで256GBの高容量モジュールを披露したことがある。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com