Go to contents

男子フィギュアの車俊煥が世界選手権で10位、30年ぶりに韓国選手の記録を更新

男子フィギュアの車俊煥が世界選手権で10位、30年ぶりに韓国選手の記録を更新

Posted March. 29, 2021 08:45,   

Updated March. 29, 2021 08:45

한국어

韓国男子フィギュアスケートの歴史を作っている車俊煥(チャ・ジュンファン=高麗大・20)が、世界大会でトップ10入りに成功した。

車俊煥は27日、スウェーデンのストックホルムで閉幕したフィギュアスケート世界選手権シングルの男子シングル・フリーで154.84点を獲得した。前日のショートプログラム(SP)で獲得した91.15点を含めて合計245.99点を記録した車俊煥は、出場選手33人のうち10位に名を連ねた。これは1991年のミュンヘン大会で14位を記録したチョン・ソンイル(52)を越える韓国男子シングルでは過去最高の成績だ。

SPでクリーンな演技を披露した車俊煥だが、この日はトリプルアクセルとダブルトゥループコンビネーションジャンプで転倒するなどミスが少なくなかった。車俊煥は、「フリーのプログラムを少し変えたんだけど、ミスが出て悔しい」とし、「2月中旬から腰の痛みと脚の肉離れが重なり、鎮痛剤で耐えてきた。韓国に戻れば、自主隔離期間中に十分に休みを取って、すぐ来年の北京五輪に向けた準備に突入する」と話した。

国際スケート連盟(ISU)は、世界選手権大会の成績をもとに国別に北京冬季五輪出場枠を与えている。車俊煥が10位内に入ったことで、韓国は五輪への追加出場枠がかかったネーベルホルン杯の結果次第で男子シングルで最大2枠まで獲得できるようになった。但し車俊煥本人の五輪出場が保障されたわけではない。五輪代表は国内大会の成績で決まる。車俊煥の技量は国内では跳び抜けているだけに、北京行き切符の獲得が有力だ。

4回転を5回披露した「ジャンプマシン」ネイサン・チェン(22=米国)が優勝した。チェンは合計320.88点で大会3連覇を果たした。日本の「新星」鍵山優真(18)が準優勝(291.77点)となり、このほど五輪2連覇を達成した羽生結弦(27=日本)はジャンプミスで3位(289.18点)にとどまった。

一方、前日に終わった女子シングルではイ・ヘイン(16=世和女子高)が合計193.44点で10位、キム・イェリム(18=スリ高)が191.78点で11位につけ、韓国は北京五輪女子シングルの出場枠「2」を確保した。


黃奎引 kini@donga.com