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ヒマラヤ16座登頂の厳弘吉隊長から山歩きを学ぶ 大韓体育会が登山初心者向けプログラムを実施

ヒマラヤ16座登頂の厳弘吉隊長から山歩きを学ぶ 大韓体育会が登山初心者向けプログラムを実施

Posted April. 10, 2021 08:04,   

Updated April. 10, 2021 08:04

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「登山靴じゃなくて、スニーカーを履いてきたね。岩で滑ることがありますよ。濡れた落ち葉は踏まないでください。ウィンドブレーカーも用意してください。頂上をしばらくお借りするという気持ちで、焦らずに登ってください」

大韓体育会が最近、登山人口の爆発的な増加に合わせて、専門登山家から登山の要領を学び、登山コースを一緒に登るマンツーマンのパーソナルトレーニング(PT)プログラムを作った。フィットネスクラブでトレーナーからPTを受ける感覚で、初めて山に登る人たちには基本から充実した登山を学べる機会だ。

世界で初めてヒマラヤ16座を登頂した登山家、厳弘吉(オム・ホンギル)隊長が最初の講師として登場した。厳氏は7日、京畿道議政府市(キョンギド・ウィジョンブシ)にある元道峰(ウォンドボン)山で、俳優でユーチューバーとしても活躍しているイ・スワン氏に山歩きのポイントと楽しさいついて詳しく説明した。厳氏は、初心者のイ氏の服装と所持品などをチェックし、準備物やスティックの使い方を教えた。厳氏は、元道峰山の入口から初心者たちが比較的登りやすい徳済(トクジェ)井戸-望月(マンウォル)寺-砲隊(ポデ)稜線コースを選んで山登りをした。

厳氏は、バックなしに山を登ろうとするイ氏に、次の登山では必ずバックを持参するよう勧めた。バックには季節ごとに風を防ぐジャンパーや水を入れ、またおやつとしてキュウリや旬の果物などをたっぷり入れることをアドバイスした。イ氏の服のポケットからアメやチョコレートなどが出ると、「カロリーが高いが、唾を乾かせ、しきりに水を飲ませるため、山歩きのおやつには適切でない」とも話した。

厳氏は最終到着地の砲隊尾根に近づくと、「頂上が見えるからといって、歩くペースを上げると呼吸が苦しくなる可能性がある。スピードを落とさなければならない」とし、「山の前で謙虚にならねばならないタイミングだ」と話した。

大韓体育会は同日、厳氏とイ氏が登山する映像を2本に分け、5月中にユーチューブチャンネル「大韓体育会TV」で「山に登るクラス」というタイトルで公開する予定だ。


兪載泳 elegant@donga.com