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伊テレビ番組のMC、「つり目」ジェスチャー、「東洋人差別」で物議

伊テレビ番組のMC、「つり目」ジェスチャー、「東洋人差別」で物議

Posted April. 16, 2021 08:19,   

Updated April. 16, 2021 08:19

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イタリアの有名テレビ番組の男女MCが放送中に目をつり上げる東洋人差別のジェスチャーをし、激しい批判を受けている。英紙インディペンデントなどによると、13日、イタリア地上波「カナーレ5」で放送された時事風刺番組「Striscia la notizia」で、ジェリー・スコッティ氏(64)とミッシェル・フッツィンカー氏(44)は、東洋人が上手くできない発音をまね、両目をつり上げるジャスチャーをして笑った。

 

ストッティ氏は、イタリア現地メディア「ライ(RAI)」の中国・北京支局を紹介している間、両手で目をつり上げ、「RAI」を「LAI」と発音して笑った。フッツィンカー氏も、目をつり上げ、聞き取れない声で話した。東洋人がアルファベット「R」の発音を正しくできないという偏見がこめられた典型的な差別行為だった。この番組は約470万人が視聴していたという。

ファッション業界の内部告発をするインスタグラムのアカウント「ダイエット・プラダ」にこの場面が登場した後、2人に対する非難が溢れた。ネットユーザーは、「イタリア人として恥ずかしい」、「番組で正式に謝罪しろ」といったコメントが寄せられた。ソーシャルメディアにも、「#アジア人嫌悪を止めろ(#StopAsianHate)」というハッシュタグが拡散している。俳優でモデルのフッツィンカー氏、過去に下院議員を務めたストッティ氏は、いずれも女性やマイノリティの権利を積極的に擁護してきたので、2人の振る舞いに憤る人が少なくない。

 

フッツィンカー氏は14日、インスタグラムに、「故意ではなかったが、人々が自身の権利に非常に敏感な時であることを知っている。これを考慮できなかったことは、私の過ち」と謝罪した。しかし、先月にも、この番組に登場したある出演者が黒人児童に向かって「黒ん坊(N****)」と表現し、論議が収まっていない。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com