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5・18を知らせた「闘士会報」の字体をフォントで製作

5・18を知らせた「闘士会報」の字体をフォントで製作

Posted April. 19, 2021 08:20,   

Updated April. 19, 2021 08:20

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5・18民主化運動当時の惨状を知らせた印刷物「闘士会報」を作ったパク・ヨンジュン烈士の書体を、デジタルフォントで製作する。

(社)地域公共政策フラットフォーム・光州(クァンジュ)では18日、来月27日まで、「パク・ヨンジュン闘士会報体フォント製作プロジェクト」を実施すると明らかにした。制作は、大邱南区(テグ・ナムグ)のダオンコミュニケーションズが担当した。同社は白凡金九(キム・グ)、安重根(アン・ジュングン)、尹奉吉(ユン・ボンギル)、尹東柱(ユン・ドンジュ)、韓龍雲(ハン・ヨンウン)先生の独立書体、2・28民主化運動記念フォントの2・28書体、高麗(コリョ)大学広報漫画などを作った。

ダオンコミュニケーションのファン・ソクヒョン代表(45)は、「歴史的に重要な5・18の関連書体があるのかいつも気になった。5・18記念書体を作りたかった」と語った。ファン代表は、パク烈士のフォント製作にかかる費用の半分を後援する予定だ。

孤児だったパク・ヨンジュン烈士(1956~1980)は、昼は靴磨きや印刷工として働き、夜は高校に通った。1973年に光州YWCA信用協同組合に入社後、1978年に光州地域初の労働夜学「野火夜学」に参加した。

印刷技術と書体が良かったパク烈士は、5・18当時、夜学教師や生徒たちと一緒に闘士会報を制作して配った。闘士会報は、1980年5月21日から26日まで10回製作された。「戒厳当局の抑圧、虚偽事実の捏造にもかかわらず、民主化闘争の熱気は全国的に広がっている」など、新軍部の検閲でメディアが惨状を伝えられずにいる時、光州のニュースを外部に伝えた。

パク烈士は1980年5月27日、光州YWCAで戒厳軍の銃弾に撃たれて死亡した。ペク・ヒジョン光州路常任理事は、「フォントの制作は純粋な市民募金で進められる。フォントは来月21日から光州路ホームページなどからダウンロードできる」と語った。募金は、非営利市民団体「サンサンツリーホームページ」(www.socialfunding.or.kr)で行われる。お問い合わせは062-514-2030まで。


李亨胄 peneye09@donga.com