映画「ミナリ」で韓国初のアカデミー助演女優賞を受賞した尹汝貞(ユン・ヨジョン)さん(74)が、トロフィーを抱いて8日午前、帰国した。尹さんは、アカデミー授賞式でも身に着けたフライトジャケットとジーンズ姿で、仁川(インチョン)国際空港第2ターミナルに到着した。
新型コロナウイルスの感染対策のため公式イベントやインタビューはなく、尹氏は手を振って挨拶だけし、2週間の自己隔離に入った。
尹さんは7日、所属事務所フックエンターテインメントを通じて、「助演女優賞受賞の瞬間が昨日のことのようで、今でも胸がときめいて震える。米国でのワンシーン、ワンシーンを忘れることができない。共に喜んで応援してくださった多くの人々から身に余る愛を受け、とても感謝している」と帰国の感想を事前に伝えた。
所属事務所は、「コンディションが回復するよう最優先で支援する」とし、「近く再び皆さんの前に立てるよう努める」と明らかにした。
キム・テオン記者 beborn@donga.com