Go to contents

絵本「はらぺこあおむし」の米作家エリック・カール氏が死去

絵本「はらぺこあおむし」の米作家エリック・カール氏が死去

Posted May. 28, 2021 08:09,   

Updated May. 28, 2021 08:09

한국어

世界的に有名な絵本「はらぺこあおむし」(The Very Hungry Caterpillar)を書いた米作家エリック・カールが、23日(現地時間)死去した。享年92歳。

26日、外信によると、カールは23日、米マサチューセッツ州の作業室で腎不全で死亡した。1969年に出版されたカールの代表作「はらぺこあおむし」は、腹の減ったあおむし1匹が、1週間食べ物を食べて育ち、蝶に成長するという内容だ。米出版社ペンギン・ランダムハウスによると、224の単語と絵で構成された「はらぺこあおむし」は、韓国語を含む約70の言語に翻訳され、5500万部以上が売れた。カールは1994年、ニューヨークタイムズとのインタビューで、「はらぺこあおむしは希望に関する本だ」とし、「誰でも成長して翼を広げることができるようになる」と話したことがある。

米国に移住したドイツ人の両親の間で1929年に生まれたカールは、6歳の時、ホームシックを患っていた母親と一緒にドイツに帰った。カールはシュトゥットガルト国立美術大学でグラフィック芸術の勉強を終えて米国に行き、ニューヨークタイムズで挿絵と広告デザインを描いた。その後、作家のビル・マーティン・ジュニアに会って作家の道に入門し、1967年「くまさん、くまさん、なにみてるの?」でデビューした。


キム・テオン記者 beborn@donga.com