「今の一番の目標は、自力で歩けるようになること」
今年2月の自動車事故で両足に重傷を負った米男子ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ(45)が約3ヵ月ぶりにメディアのインタビューに応じ、近況を公開した。
ウッズは28日、米専門誌ゴルフ・ダイジェストのインタビューで、「過去にもけがをしているからリハビリの過程については理解しているが、今までで一番つらい」と話した。
海外メジャー15勝を含めPGAツアー通算82勝を挙げたウッズは、選手生活の間、大小の負傷に苦しんだ。腰の負傷で5回も手術し、左膝にも5回メスを入れた。
しかし、2月に米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で起こった自動車事故で、ウッズはこれまでとは比較にならないほどの重傷を負った。右すねや足首を粉砕骨折し、今もいつフィールドに戻れるのか予想もできない状況だ。最近、骨髄がんを患う10歳の少女ルナ・ペロネさんと撮った写真でも松葉杖をついていた。
「ゴルフがまたできると考えるか」という質問に、ウッズは「理学療法で忙しくしている。毎日のルーティンをこなして、今は最初の目標である歩くことに集中している」と明言を避けた。
しかし、ウッズは再起に向けて意欲を燃やしている。生涯のライバルとされるフィル・ミケルソン(50)が最近開かれた全米プロゴルフ選手権で、メジャー史上最年長優勝を成し遂げたことを受け、ウッズは自身のSNSに祝いのコメントと共に「大きな刺激になる」と書いた。ウッズはゴルフ・ダイジェストとのインタビューで、「ゴルフ界内外の人々から多くの応援を受けている。多くの人から届くメッセージには大いに助けられている」と感謝の意を示した。
李憲宰 uni@donga.com