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余っているアストラワクチン、4日から60歳以上で優先割り当て

余っているアストラワクチン、4日から60歳以上で優先割り当て

Posted June. 03, 2021 08:18,   

Updated June. 03, 2021 08:18

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4日からいわゆる「ノーショー(予約不履行)」などで発生する新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の残りのワクチンが、60歳以上の高齢層に優先的に割り当てられる。中央防疫対策本部(防対本)は2日のブリーフィングで、「アストラゼネカの委託医療機関の予防接種施行指針を改正した」とし、「4日から自主的ワクチンの予備リストは、60歳以上だけを対象に運営する」と明らかにした。

同指針によると、4日以降、新型コロナワクチンの接種後に残ったワクチンの残余量は、予備リストに名前を載せるか、病院を訪れた60歳以上に優先接種を行う。その後も残余量がある場合のみ、ネイバーやカカオなどのスマートフォンのアプリケーション(アプリ)を通じて申し込んだ60歳未満が接種を受けることができる。これまで年齢と関係なく、申請者に接種機会を与えてきた残りのワクチンも「高齢者優先」の原則を立てたのだ。

防対本は、「上半期(1〜6月)の接種目標のうち最も重要なのは、60歳以上の方をできるだけ多く接種することだ」と、今回の方針を決めた理由を明らかにした。アストラゼネカのほかに、最近予備軍、民間防衛隊員を対象に予約を始めたヤンセンワクチンも、同じ高齢層優先基準が採用される。

60歳以上の高齢層のワクチン接種の事前予約を3日まで受け付け、19日までに接種を終える計画だ。2日0時現在の60〜74歳の接種予約率は74.9%だ。年齢別では70〜74歳が78.8%、65〜69歳が76.6%、60〜64歳が71.2%で全年齢で70%を超えた。

一方、政府はアストラゼネカワクチンの2回目の接種周期を一部繰り上げることにした。新型コロナ予防接種対応推進団のホン・ジョンイク予防接種管理チーム長は、「アストラゼネカワクチンの2回目の接種勧告期間は8〜12週間だが、調整許可の範囲は4〜12週間だ」とし、「やむを得ず勧告期間を脱して、1回目の接種後4〜8週間で接種する場合も調整が可能だ」と語った。ただ、政府が主張する「やむを得ない理由」は海外出張などであり、夏休みの日程などの理由では接種日の調整を認めないことにした。


金成圭 sunggyu@donga.com