Go to contents

1970年代と1980年代のロマンを求めて、「京春線、MTの思い出」企画展

1970年代と1980年代のロマンを求めて、「京春線、MTの思い出」企画展

Posted June. 08, 2021 08:07,   

Updated June. 08, 2021 08:07

한국어

1970と1980年代の汽車旅行など、当時の若者の旅の様子を思い出すことができる企画展示会が開かれる。ソウル蘆原区(ノウォング)にあるソウル生活史博物館は7日、京春線(キョンチュンソン)と市民の旅行文化を振り返る企画展示「京春線、MTの思い出」を開くと発表した。展示会は今月8日から10月3日まで続く。(MT=メンバーシップトレーニングの略字で大学生の研修旅行を意味)

今回の展示は、江村(カンチョン)、大成里(テソンリ)、清平(チョンピョン)など約40年前に20代が多く訪れた観光名所の様子と汽車旅行などの文化を思い出す展示だ。当時、若者の間では京春線統一号列車に乗って団体旅行をするのが流行だった。

会場の入口では、旅の出発点である旧清凉里(チョンリャンリ)駅の様子を映像と写真で見ることができる。車窓から見える江村の風景と焚き火のそばで歌を歌う若者たちの姿を見ると、自然に当時の旅行と遊び文化を思い出す。1987年に活動した弘益(ホンイク)大学サークル「トゥラミ」の江村MTの写真とインタビューなど、実際の大学生の姿も垣間見ることができる。これとともに、1939年の京春線の開通関連遺物と昔の写真も一緒に展示される。

特別講演も用意した。「若者の野外外出、そしてMT」をテーマに大衆芸術研究者のイ・ヨンミ氏による文化講義が、7月12日から博物館のホームページやユーチューブなどで公開される。

ソウル歴史博物館のペ・ヒョンスク館長は、「今回の展示は清涼里駅で会い、大成里、江村などへMT旅行をした時代を振り返ろうという趣旨だ」と説明した。新型コロナウイルスの感染拡大防止などを考慮し、展示観覧はオンライン事前予約制で進められ、1日に最大90人だけが入場できる。


姜昇賢 byhuman@donga.com