バレリーナのパク・セウン(32)が、世界トップクラスのバレエ団であるフランスのパリ・オペラ座バレエ(BOP)で最高等級のダンサー「エトワール」に指名された。アジア出身のダンサーとしては初めてだ。
パリ・オペラ座バレエは10日(現地時間)、ホームページでパク・セウンがパリで開幕した「ロミオとジュリエット」公演後にエトワールに指名されたと発表した。352年の歴史を誇るパリ・オペラ座バレエは、英ロイヤルバレエ団、米アメリカンバレエシアター(ABT)とともに世界3大バレエ団に挙げられる。
このバレエ団のダンサーは、カドリーユ(群舞)、コリッペ(群舞リーダー)、シュジェ(群舞と主役を行き交うソリスト)、プルミエ・ダンスール(第1ダンサー)、エトワール(最高ダンサー)の5つの等級に分けられる。2011年に準団員としてパリオペラバレーに入団したパク・セウンは、10年ぶりに最高等級に上がることになった。これに先立って、彼女はバレリーノの金容傑(キム・ヨンゴル)に続き、2012年6月、韓国ダンサーとしては2度目にパリ・オペラ座バレエの正団員になった。実力を認められ、翌年1月にコリッペ、同年11月にシュジェ、2016年11月にプルミエ・ダンスールに昇級した。2005年、東亜(トンア)舞踊コンクールで金賞を受賞してその名を広め始めたパク・セウンは、2010年ブルガリア・ヴァルナ国際バレエコンクールで金賞、2007年ローザンヌコンクールで1位を獲得するなど、バレエコンクールを総なめした。
キム・ギユン記者 pep@donga.com