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「GTX-C地下通過」の銀馬マンションの住民が反発

「GTX-C地下通過」の銀馬マンションの住民が反発

Posted June. 19, 2021 08:19,   

Updated June. 19, 2021 08:19

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首都圏広域急行鉄道(GTX)-C路線を建設する優先交渉対象者に現代(ヒョンデ)建設コンソーシアムが選らばれ、地域間の明暗が分かれている。路線がマンションの地下を通るものと予想されるソウル江南区大峙洞(カンナムグ・テチドン)の銀馬(ウンマ)マンションの住民たちは強く反発する一方、追加停車場ができるものと予想される往十里(ワンシムリ)駅と仁徳院(インドクウォン)駅近くの住民たちは、住宅価格の上昇への期待感で一斉に歓迎している。

国土交通部によると、現代建設側が提案したGTX-C路線は銀馬マンション地下約40〜50メートルの深さを貫通する。銀馬マンションの住民たちは安全と振動問題などを理由に反発している。銀馬マンションに20年以上居住しているAさんは、「マンションの外壁コンクリートの皮が落ちて住民がけがをするほど、古い団地の地下を急行鉄道が行き交うということに、どんな住民が同意するだろうか」と話した。銀馬マンション所有者協議会(銀所協)の関係者は、「(GTX-C路線を)約600メートルだけ迂回して建設すれば、住民が不安に震えることはない」とし、「独自に試算した結果、約300億ウォンで十分だ」と説明した。

しかし政府は、最新工法で建設するうえ、安全を徹底的に検証するため、問題はないという立場だ。国土交通部の関係者は、「実施段階で現場を確認し、地盤が不安なら代案を探すが、これまで進められてきたほかの事業を考慮すれば、安全への懸念はほとんどない」と強調した。

GTX-C路線に既に含まれている清凉里(チョンリャンリ)駅周辺の住民も反発している。2.3キロの距離にある往十里駅が、新たにGTX-C路線に新たに追加されたためだ。清凉里駅の住民の間では、「GTXは急行列車ではなく『緩行列車』」という不満が出ている。

一方、GTX-C路線の駅誘致が確定された往十里駅と仁徳院駅周辺の住民たちは、住宅価格上昇への期待感が高まっている。GTX駅の新設が発表されれば、周辺一帯の住宅価格が短期間で大幅に上昇する現象が続いたためだ。仁徳院駅近くの京畿道儀旺市浦一洞(キョンギド・ウィワンシ・ポイルドン)のマンションの専用面積84平方メートルは、今月初めは16億3000万ウォンで取引された。現代建設側が、事業提案書に仁徳院駅を含めたという事実が知られ、2カ月前より1億ウォン上がった。


チョン・スング記者 soon9@donga.com