Go to contents

烽下村を訪れた李俊錫代表、「盧元大統領蔑視、政治利用しない」

烽下村を訪れた李俊錫代表、「盧元大統領蔑視、政治利用しない」

Posted June. 26, 2021 08:10,   

Updated June. 26, 2021 08:10

한국어

野党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)代表が25日、慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)の烽下(ボンハ)村を訪れ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の墓を参った後、盧氏の夫人の権良淑(クォン・ヤンスク)氏に会い、「盧元大統領に対する蔑視を政治的手段に利用しない」と述べた。李氏が、来年の大統領選を控え、全羅道(チョンラド)訪問に続き、烽下村を訪れたことをめぐって、中道層だけでなく進歩層まで包容するという外縁拡張戦略に乗り出したとみられている。

李氏は同日、40分間ほど権氏に会い、「政治的理由で盧元大統領を攻撃することがなくならなければならない」と述べた。また、「これまで政党間の対立の中で欠礼があったことを謙虚に反省する」とし、「盧元大統領が目指した価値である気さくさや国民との意思疎通などをわが党に取り込み、発展させていく」と付け加えた。李氏は芳名録に「国民と最も近いところにいようとした大統領、その気さくさと率直さを心に留め、称えます」と書いた。李氏が就任後、慶尚道(キョンサンド)圏を訪れたのは初めて。

李氏は権氏に、盧大統領時代に国費奨学生に選抜された奨学証書写真をタブレットで見せたりもした。権氏は李氏に、「若い政治家なので、上手くやってください」と話し、『私たちが盧武鉉から思い浮かぶ言葉』という本を贈ったという。

李氏は就任初日に光州(クァンジュ)を訪れたのに続き、連日「統合」を強調するための活動を続けている。同日夕方には、党内の大統領候補の1人である黄教安(ファン・ギョアン)元未来統合党代表と夕食を共にした。来週には金鐘仁(キム・ジョンイン)前非常対策委員長や重鎮議員らと相次いで会い、大統領選体制を構想する予定だ。

李氏は同日、記者団に対し、最近話題のパク・ソンミン大統領府青年秘書官の任命と関連して、「若い世代の政治を活性化するための競争で、わが党と『共に民主党』は異なる代案をめぐって競争していると考える」とし、「どの方式が国民の支持を受け、正しいかは、時間が示してくれるだろう」と述べた。「共に民主党」が大統領選党内選挙の日程を予定通り進めることについては、「何かを話す状況ではない」と発言を控えた。


姜炅石 coolup@donga.com