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文大統領「防疫違反の不法集会に断固たる措置」、民労総委員長ら6人を立件

文大統領「防疫違反の不法集会に断固たる措置」、民労総委員長ら6人を立件

Posted July. 06, 2021 08:11,   

Updated July. 06, 2021 08:11

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が5日、「不法な大規模集会など防疫指針に違反する集団行為に対して断固たる法的措置を取らざるをえない」と述べた。全国民主労働組合総連盟(民労総)が3日、防疫当局の自制要請を拒否してソウル都心で約8千人が集まる「不法集会」を強行したことを念頭に、強硬対応を注文したのだ。

 

文氏は同日、大統領府で開いた首席・補佐官会議で、「感染力が強いデルタ変異株の感染拡大で再び非常事態になった。感染拡大を再び抑制することが鍵だ」と述べた。また、「(防疫規則の順守を)違反した時、直ちに営業を停止する『ワンストライク・アウト制』を厳しく適用しなければならない」とし、「ソウルなど首都圏の状況が深刻なため、首都圏の地方自治体も責任感を持って防疫網に穴が開かないよう総力を挙げて対応してほしい」と述べた。

ソウル警察庁は4日、不法集会を主催した民労総のヤン・ギョンス委員長やチョン・ジョンドク事務総長ら執行部6人を感染症予防法および一般交通妨害、集会およびデモに関する法律違反の疑いで立件し、出頭を求めた。警察は、集結場所を突然変更することに加担した疑いがある執行部12人に対する内部調査にも着手した。

民労総は当初、汝矣島(ヨウィド)付近で集会を開くと届け出ていたが、警察が輸送バスでこの地域を封鎖すると、集会開始1時間前に内部連絡網を通じて鍾路(チョンロ)2街の交差点付近に集会場所を変えた。警察関係者は、「首都圏の感染拡大が懸念される状況で、場所を変更して奇襲的に集会を行ったことを重く見ている」と話した。

これに先立ち、警察とソウル市は先月22日から今月1日まで、民労総がソウル17の管内に届け出た集会231件に対して5回にわたって「集会禁止」を通知した。ソウル市は、感染症予防法によってソウル全域で10人以上の集会を制限している。


イ・ソヨン記者 always99@donga.com