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PK外したイングランド代表選手にSNSで人種差別的中傷、英国で波紋広がる

PK外したイングランド代表選手にSNSで人種差別的中傷、英国で波紋広がる

Posted July. 14, 2021 08:22,   

Updated July. 14, 2021 08:22

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サッカー・イングランド代表チームが欧州選手権(ユーロ2021)の優勝を目の前で逃したことを巡る人種差別的な中傷が英国で大きな波紋を広げている。イングランドは12日、ホームのロンドンにあるウェンブリースタジアムで行われたユーロ2020決勝戦でイタリアと1-1で引き分けた後、PK戦で2-3で敗れて優勝に届かなかった。ホーム開催の大会での初優勝を狙っていたイングランドとしては悔やしい結果だった。しかし、その後PKを外した3人のイングランド選手に対して、熱狂的なイングランドのサッカーファンがソーシャルメディア(SNS)などを通じて、人種差別的な中傷を浴びせている。偶然にもPK戦でミスをしたマーカス・ラシフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカはいずれも非白人だ。

イングランド代表の主将ハリー・ケインはSNSを通じ、「SNS上で誰かに向かって暴言を吐く人はイングランドのファンとは言えない。われわれもあなたを望まない」とコメントした。

ラッシュフォードは声明を発表し、「皆を失望させた気分だ。僕に言えることは、『申し訳ない』の一言」と言い、試合結果にお詫びした。しかし、「私の出自については絶対に謝罪しない。私はサウスマンチェスターで生まれた黒人のマーカス・ラシフォード、23歳だ」とし、人種差別に強く立ち向かうことを示唆した。


キム・ジョンフン記者 hun@donga.com