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ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」が映画に…観客の思い出の中に

ディズニーランドのアトラクション「ジャングルクルーズ」が映画に…観客の思い出の中に

Posted July. 23, 2021 08:28,   

Updated July. 23, 2021 08:28

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米カリフォルニアのディズニーランドで1955年から現在まで運営しているアトラクション「ジャングルクルーズ」をモチーフにした同名の映画が公開される。ディズニーが、ディズニーランドの乗り物からインスピレーションを得て映画化するのは「カリビアンの海賊」(2003年)、「TOMORROW LAND」(2015年)に次いで3度目となる。新型コロナウイルスの影響で、2度公開が見送られた「ジャングルクルーズ」は28日、全世界で同時公開される。

アクションアドベンチャーであるこの映画の主演俳優ドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラントは22日、韓国マスコミとテレビ懇談会を行った。アマゾンで観光ガイド役をする船長フランク(ドウェイン・ジョンソン)と勇敢で自由奔放な植物探検家リリー(エミリー・ブラント)が、癒しの力を持つ木を探すために冒険に出る物語だ。

ジャングルクルーズは1955年7月18日、カリフォルニアのディズニーランド開場の際に作られた由緒ある乗り物だ。「行ったことのない未知の世界を丸ごとディズニーランドに持って行こう」というディズニー創業者ウォルト・ディズニーのアイディアから始まった。ブラントは、「映画はジャングルクルーズを基盤にしているので、乗り物に乗った人には特別な意味があるだろう。初めてアトラクションに乗った時の郷愁と思い出が思い浮かぶだろう。そんな幸せを引き出すことに集中した」と語った。彼は「『ロマンシング・ストーン』や『インディアナ・ジョーンズ』などが観客に呼び起こしたノスタルジアを感じさせてくれるだろう」と付け加えた。「ロマンシング・ストーン」と「インディアナ・ジョーンズ」は1980年代、米国で初めて制作されたアドベンチャー映画だ。

ジョンソンが演じるフランクは、乗り物「ジャングルクルーズ」でガイド役を演じる「スキッパー」に着目したキャラクターだ。ウォルト・ディズニーをはじめ、有名人たちがスキッパーとして活躍し、彼らは機転と話術で旅行を退屈させない役割を果たした。スキッパーをフランクに生まれ変わらせたジョンソンは、「以前の映画では、体で素敵な姿を見せようとしたなら、ジャングルクルーズでは違ったアプローチをした。衣装に身を隠し、帽子もかぶった。キャラクターに完全に没頭した」とし、「映画の背景は1917年で、伝説と呪いの物語なので、幻想的な感じのキャラクター演出に力を入れた」と話した。

映画では、2人のアクションシーンがよく登場する。「癒しの木」を奪おうとする悪党たちと戦うフランクとリリーは、ジャガーを素手で殴りつけ、木の板の上を飛ぶように走り回る。ジョンソンはブラントのアクションについて、「リリーは進取的だが、同時にミスもし、じたばたするキャラクターなので、その点に合わせてアクションが完璧であってはならなかった。エミリーはこれを完璧に理解し、こなした」と称えた。ブラントはジョンソンについて、「撮影セットに来るやいなや、自分がすべきことが何かを聞いてすぐ踊るようにアクションに突入した。ジャガーと戦うシーンでも、ワルツを踊るように自然にアクションを披露した。その姿をそばで見守るたびに驚くばかりだった」と付け加えた。


金哉希 jetti@donga.com