洪羅喜(ホン・ラヒ)前リウム美術館館長(写真)と李叙顕(イ・ソヒョン)サムスン福祉財団理事長が、「李健熙(イ・ゴンヒ)コレクション」を特別展示中の国立現代美術館と国立中央博物館をそれぞれ22,23日に訪れたという。故李会長の遺族が、故人の寄贈遺産の展示を観覧するのは初めて。
25日、美術界や財界によると、観覧時、洪氏は展示館の壁に記された李会長の名前をしばらく言葉なく眺め、李会長と共に初めて収集した作品とされる「仁王霽色図」を見て、美術品収集の思い出を振り返ったという。国立現代美術館と国立中央博物館は展示会前日の20日、遺族に特別観覧の機会を設けたが、2人は一般観覧日に訪れた。
洪氏は、「大切な文化遺産を国民に返さなければならないという故人の意向が実現され、うれしい」と話した。
郭道英 now@donga.com