防弾少年団(BTS)を押せる者はBTSだけだということが、改めて立証された。BTSが新曲「パーミッション・トゥ・ダンス(Permission to Dance)」で自分たちの曲「バター(Butter)」をビルボードのメインシングルチャート1位から押し出してから1週間で、再び2曲が1位の座を巡って入れ替わった。
ビルボードは26日(現地時間)、「バター」がメインシングルチャート「ホット100」で1位となったと発表した。9日発表された「パーミッション・トゥ・ダンス」に、先週1位を譲り、7位に下がった「バター」が1週間ぶりに再び1位になったのだ。「パーミッション・トゥ・ダンス」は7位で、「バター」と席を交換したことになった。ビルボードはこの日、ホームページを通じて、「バターが1位に戻った」とし、「自分の新曲で1位を奪還した直後、以前の1位曲を再び首位に戻したのは初めて」と明らかにした。
「バター」はホット100で8週間1位になり、今年に入って最長期間1位を維持したオリビア・ロドリゴの「ドライバーズライセンス」と同じ記録を上げた。バターとパーミッション・トゥ・ダンスの2曲を合わせると、BTSは9週連続でビルボード1位を守っている。
「ホット100チャート」は、音源のダウンロードと実物アルバムの販売枚数、公式オーディオおよびビデオストリーミング数値、ラジオ放送回数を合計して米国で最も人気のある曲の順位を付ける。「バター」がトップに返り咲いたのは、音源発売9週目の16日から22日にかけて、米国内でのアルバム販売枚数が11万5600件に達したことが最も大きな影響を及ぼしたと、ビルボードは分析した。これは前週(4万9800件)より132%急増した数値だ。バターの米国内でのラジオ聴取者数も3070万人で、発売後初めて3000万人を突破した。
BTSのメンバー、シュガはファンコミュニティの Weverseに残した文章で「こんなことって…」と感激した。続いて「アーミー(BTSファンクラブ)の皆さん、ありがとうございます」と付け加えた。ロドリゴの「Good 4 U」はBTSの新曲2曲に押され、9週間2位にとどまっている。
孫孝珠 hjson@donga.com