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デルタ変異拡大で重症患者急増、200人突破から11日で300人を超えた

デルタ変異拡大で重症患者急増、200人突破から11日で300人を超えた

Posted August. 02, 2021 08:35,   

Updated August. 02, 2021 08:35

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新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散傾向が4週間近く続き、人工呼吸器などに依存する重症患者も早いテンポで増えている。若い感染者が増え、先週だけでも20代や30代の感染者のうち4人が死亡した。

新型コロナの重症患者は、先月31日(317人)、第4次流行に入って初めて300人を超えた。同月20日(207人)、初めて200人を超えてからわずか11日後のことだ。200人台になったのは165日もかかったが、300人台は2週間もかからなかったのだ。

今後、重症患者はさらに増える可能性が高い。1日0時基準の新規感染者は1442人で、26日連続で4桁となっている。特に、平日に比べて感染者数が減る日曜日にもかかわらず、3週間連続で1400人台の感染者が出た。全体重症患者のうち、ワクチン接種率が相対的に低い50代の割合が最も高い。重症患者324人のうち119人(36.7%)は50代だ。50代は、ワクチン接種が本格的に始まってから1週間しか経っておらず、未接種者が多い。40代の重症患者の割合(15.4%)も、70代や80代より高い。ワクチン接種率と重症の割合が反比例する様子を見せている。

これは死者数からも確認できる。7月第4週(7月26日〜8月1日)の死者25人のうち8人が50代以下だ。3人に1人が「若い死者」だ。20代や30代の死者もそれぞれ2人だ。第4次流行直前の6月26日〜7月2日の死者15人のうち50代以下は一人もいなかった。昨年1月以降、国内で新型コロナで死亡した20代は5人だが、このうち2人が先週死亡したのだ。

重症患者の治療のための病床も早く埋まっている。先月31日基準で、仁川(インチョン)の入院可能な準重患者のベッドは0床だ。準重患者の病床は、重症に悪化する可能性の高い患者が入院する所だ。京畿(キョンギ)も同様に、準重患者病床160床のうち121床(75.6%)を使っている。第3次流行の時、すでに新型コロナの病床を最大に増やした状況で、重患者の病床をさらに増やす余力がない。獣医病理学専門医のキム・インジュン博士はフェイスブックを通じて、「ワクチンによる効果が現れるまで、重患者医療体系が持ちこたえることができるかを中心に政策を立てなければならない」と語った。


キム・ソミン記者 キム・ソヨン記者 somin@donga.com · ksy@donga.com