Go to contents

「障害の質問はうんざり、私には何の意味もない」、ポーランドの片腕卓球選手ナタリア・パルティカ

「障害の質問はうんざり、私には何の意味もない」、ポーランドの片腕卓球選手ナタリア・パルティカ

Posted August. 03, 2021 08:17,   

Updated August. 03, 2021 08:17

한국어

2日、日本東京体育館で行われた2020東京五輪卓球女子団体戦、韓国とポーランドの決勝トーナメント1回戦で、ポーランドのナタリア・パルティカ(32)は右肘の下の部分がなかった。右手のない先天的な障害を持ったパルティかは、左手でラケットを握り、右肘の内側にボールを乗せた後、トスをしてサーブを入れた。

パルティカは今回の東京五輪とパラリンピックの両方に出場する片腕選手だ。姉について卓球ラケットを握って以来、11歳の時の2000年シドニー・パラリンピックに出場し、当時、歴代最年少出場記録を打ち立て。2004年アテネ・パラリンピックでは障害10等級★シングル金メダルを取って最年少金メダリストになった。以後、パラリンピックで彼女のライバルはいなかった。2016年リオデジャネイロ・パラリンピックまで4大会連続で金メダルを獲得した。

2008年からはパラリンピックと五輪の両方を出場する新しい挑戦を始めた。健常者と堂々と立ち向かった彼女は、2012年ロンドン五輪で32強まで進出した。パルティかは五輪出場について、「障害について10年以上質問を受けているが、少しうんざりしている」とし、「私は健常者たちがやるすべてのことができる。障害は私に何の意味もない」と話した。

同日、パルティかはシン・ユビンとチェ・ヒョジュを相手に鋭いドライブを打つなど、しつこく苦しめた。0-2でリードされていた状況で、第3、4セットを連続して獲得し、同点に追いついた。しかし、第5セットで11-13で敗れた。

ポーランドは3試合連続で敗れたため、パルティカに4度目のシングルス出場機会は与えられなかった。それでも明るい笑顔を失わなかった。パルティカは、「パラリンピックで私は最高選手の一人だし、みんなが私が優勝することを期待しているのでプレッシャーが大きい、五輪には私より優れた選手が多いのでプレッシャーが小さい」と話した。

パルティカと対戦した韓国代表チームは、「健常者と同じように試合をしている。老練さが際立った」と話した。パルティカは今後も引き続き五輪に挑戦する計画だ。「諦めず、最善を尽くして何でもできるということを証明しました。これからも挑戦を続けます」。

この試合で3-0で勝った韓国は準々決勝に進出し、ドイツと対戦する。


金東昱 creating@donga.com