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「週給5万ウォン」中高生を誘う「テレグラム携帯メールバイト」

「週給5万ウォン」中高生を誘う「テレグラム携帯メールバイト」

Posted August. 12, 2021 07:27,   

Updated August. 12, 2021 07:27

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「一日の携帯メール割当量でできる在宅バイトをおすすめします。一日に5000ウォン、週給では5万ウォンずつ稼ぐことができます」

最近、中高校生を対象にバイトを装って不法メール送信を誘導する新しいスパム手口が発見され、当局が警告に乗り出した。

11日、放送通信委員会(放通委)と韓国インターネット振興院(KISA)によると、先月、不審な迷惑メールを受け取ったという市民から通報を受けて調査を行っていたところ、差出人が高校生のA君であることを突き止めた。A君から送られた携帯メールには、特定株の銘柄をPRするカカオトークのオープンチャットルームにつながるネット上のアドレス(リンク)が盛り込まれていた。

A君を取り調べたところ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などに掲載された「携帯メールバイト」の書き込みを見て、新しい手口の迷惑メールグループに連絡したという。彼らは不特定多数の携帯電話番号とメッセージ内容を伝え、A君は指示に従って1日最大500件の迷惑メールを発送した。身元を隠すためにセキュリティ性の高いテレグラムを主に利用することから、「テレグラム携帯メールバイト」と呼ばれる。

このグループは、多数の中高生を募集して、「週給5万ウォン」「友人募集時は追加で5000ウォン」などの条件を提示し、迷惑メールを送信させた。A君は「友達の間ではすでにうわさになっていた」とし、「メールさえ送ればいいので、法的に問題がないと思っていた」と話した。

情報通信網法などによると、受信者が望まない不法迷惑メールを送信した場合、最大3000万ウォン以下の罰金が科される。不法融資やギャンブル、不法医薬品などの広告性情報を含めた場合、1年以下の懲役などの刑事処罰を受けることがある。

放通委やKISAは、新種スパムグループの実体を把握するため、警察などの関係機関に捜査を依頼することを検討している。


チ・ミング記者 warum@donga.com