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米当局、妊婦のワクチン接種を推奨

Posted August. 13, 2021 08:25,   

Updated August. 13, 2021 08:25

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米保健当局が、すべての妊婦に新型コロナウイルスワクチン接種を推奨した。米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長は11日、声明を出し、「ワクチンは安全で効果的」とし、「ワクチンを接種していない妊婦の重症化がみられる中、これまで以上に接種が急がれる」と明らかにした。CDCによると、妊婦は、新型コロナウイルスに感染した場合、重症化の確立が高く、妊婦合併症のリスクも高まる。このため、集中治療や酸素呼吸器が必要となり、流産や死産の危険も高まる。にもかかわらず、米国でワクチンを1回以上接種した妊婦の割合はまだ23%で、米全体平均の60%に大きく及ばない。 

このように妊婦の接種率が低いのは、ワクチンが胎児に及ぼす影響が懸念されるためだとみられる。CDCもこれまで妊婦のワクチン接種を積極的に推奨しなかった。しかしCDCの分析結果、妊娠20週以内にファイザーやモデルナ製ワクチンを1回以上接種した2500人の妊婦に流産のリスクが増加していないことが分かった。今回の推奨は、授乳中や妊娠を計画している女性にも適用される。

 

現在、韓国ではワクチン接種の対象に妊婦は含まれていない。妊婦が接種を希望しても接種することはできない。防疫当局は、研究結果などを基に妊婦接種について議論している。新型コロナウイルス予防接種対応推進団のキム・ギナム予防接種管理班長は12日、「遅くとも第4四半期(10~12月)の接種計画には妊婦に関する内容を含めて発表する」と話した。


ニューヨーク=ユ・ジェドン特派員 キム・ソヨン記者 ksy@donga.com