困難の中でも最高のシーズンを迎えることができるだろうか。
イングランド・プレミアリーグ(EPL)トッテナム・ホットスパーのリーダーに浮上した孫興民(ソン・フンミン=29)が、16日正午30分に行われるマンチェスター・シティ(マンC)との2021~2022シーズンのEPL開幕戦への先発出場が予想される。
昨季までトッテナムの主砲として活躍したハリー・ケイン(28)の移籍交渉が終わっていない状況下で、トッテナムの攻撃は孫興民を中心に展開されそうだ。ケインはチーム練習とプレシーズンに参加しなかった。ケインは移籍満了期限の31日まで不透明な状況だ。
開幕戦を含めたトッテナムの序盤は、孫興民に期待が寄せられている。孫興民はプレシーズン4試合で3ゴール4アシストと大活躍した。トッテナムのヌーノ・エスピリトゥ・サント監督はケーンなしで行ったプレシーズンで孫興民をワントップに起用した。守備後のカウンターを重視するサント監督としては、カウンターの際、最前線に立った孫興民のスピードを最大限に生かすことができる。このため、ケインが移籍する場合、トッテナムの攻撃の求心は孫興民が引き受けることになりそうだ。孫興民は昨季にリーグ戦での17得点10アシストを含む計22得点17アシストをマークし、「キャリアハイ」を記録した。チームで攻撃での役割が高くなったことから、昨シーズンを越える活躍が期待できる。
英BBCは、マンCを優勝候補にトッテナムは6位程度と評価した。戦力ではマンCが優位にあるが、孫興民はマンCを相手に13試合で6ゴールを決め、「マンCキラー」と呼ばれてきた。16日の試合についてEPLのホームページは、「孫興民がマンCに問題を起こすかもしれない」との見方を示した。孫興民は開幕を控えてクラブのホームページで「毎日、毎シーズン、発展するために集中して努力するだけだ」と意気込みを語った。
李元洪 bluesky@donga.com