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ベンツだけで100台、マンション駐車場火事が100億ウォン台の保険事故に

ベンツだけで100台、マンション駐車場火事が100億ウォン台の保険事故に

Posted August. 19, 2021 08:43,   

Updated August. 19, 2021 08:43

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忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)の住商複合マンションの地下駐車場で起きた出張洗車車両の火災事故で、メルセデスベンツ100台あまりなど、高級輸入車170台あまりが被害を受けたことが分かった。被害額だけでも100億ウォンを超える大型保険事故になると、保険業界は懸念している。

18日、損害保険業界によると、11日、忠清南道天安市西北区仏堂洞(ソブクグ・ブルダンドン)の住商複合マンションの地下駐車場で起きた出張洗車車両の火災で、三星(サムスン)火災、現代(ヒョンデ)海上、DB損害保険、KB損害保険の4社の損害保険会社に届けられた自動車保険の被害車両は約470台にのぼる。全焼した車も34台に上る。

特に、全体被害車の約36%である170台あまりは輸入車だ。これにはベンツだけで100台余りが含まれている。事故現場は、高所得者らが多く居住する新築マンションであり、高級な車の被害が多かった。

そのため、保険会社などが負担しなければならない損害額は、当初の予想よりさらに膨らんだ。保険業界は、車の被害にマンションの施設物の被害などを加えると、損害額は100億ウォンを超えるものと見ている。しかし、火災の原因と推定される出張洗車車両が加入した車保険の対物限度は1億ウォンなので、この保険金で被害をすべて補償することは難しい。損害保険業界の関係者は、「自車損害特約に加入しているかどうかによって、被害車主や保険会社が修理費を負担し、後で洗車業者などに賠償を請求しなければならない」とし、「被害額があまりにも大きく、賠償を受けるのは容易ではないだろう」と話した。


シン・ジファン記者 jhshin93@donga.com