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国境なき記者団「宋永吉代表の発言は不適切」

国境なき記者団「宋永吉代表の発言は不適切」

Posted August. 27, 2021 08:41,   

Updated August. 27, 2021 08:41

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与党「共に民主党」の言論仲裁法改正案に対する批判声明を出した国境なき記者団(RSF)が、韓国の事情をよく分かっていないという同党の宋永吉(ソン・ヨンギル)代表の発言に対して「完全に不適切だ」と反論した。

 

セドリック・アルヴィアーニRSF東アジア総事務局長は25日、東亜(トンア)日報とのオンラインインタビューで、「国境なき記者団は。担当するすべての国と地域に対して多くの研究をする団体」とし、「全世界に記者ネットワークを構築し、これを通じて言論の自由の状況について知っており、必要な情報を提供してくれるパートナーもいる」と説明した。韓国記者協会もRSFと同様の立場を取っているという点にも触れた。また、「RSFが韓国を分かっていないと言われることは受け入れられない」と話した。RSFなど国際言論団体の声明に対して宋氏が「何も分からずに」と発言したことに対する立場を問われ、返答したのだ。

アルヴィアーニ氏は、「国境なき記者団はどの国の政府からも独立した国際的非政府組織」とし、「言論の自由が脅威を受けるたびに世界のすべての国に介入することが私たちの任務」と強調した。また、「韓国は世界で先導的な民主国家の1つ」とし、「(法案が通過すれば)前例を作って他国に利用されかねない」と懸念を示した。「私たちは新しい規定を採択しようとする国に対して、その規定の潜在的欠陥や不備について考えさせる」と述べた。

RSFの批判と関連して宋氏は26日、国会で記者団に、「しっかり説明する。英文で立場をまとめ、そちら(RSF)に直接送る」と述べた。宋氏は同日、MBC 「ニュース外電」のインタビューで、言論仲裁法改正案を擁護し、「国会議員は多くの得票で当選しても、虚偽事実の流布により100万ウォン以上の罰金刑で議員辞職に追い込まれるが、虚偽報道をしても報道機関の免許を取り消すことはないのではないか」と述べた。


金志炫 jhk85@donga.com