ドイツの女性指揮者ヨアナ・マルヴィッツ(35)が、2023年シーズンから名門オーケストラのベルリン・コンチェルトハウス・オーケストラの首席指揮者として活動すると、世界主要音楽ジャーナルが1日付で報じた。各ジャーナルは、マルヴィッツがこのポストに就任すれば、女性指揮者の史上最高の地位になると伝えた。
マルヴィッツは3歳の時にバイオリンを始めた音楽神童出身で、2006年、ハイデルベルク市立劇場で指揮者としてデビューした。2018年、ニュルンベルク国立劇場の音楽監督に就任し、2020年はザルツブルク音楽祭でモーツァルト「女はみんなこうしたもの」を指揮し、この祭り100年の史上初めてオペラを指揮した女性になった。
ベルリン・コンチェルトハウス・オーケストラは、西ベルリンのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に対抗するために旧東ドイツが1952年に設立した楽団。クルト・ザンデルリングなど旧東ドイツの最高指揮者から調教を受け、「東ドイツの誇り」と呼ばれた。ドイツ統一後も、イヴァン・フィッシャー、クリストフ・エッシェンバッハなどの最高の指揮名将が、首席指揮者として活動してきた。
ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com