先月の家賃が1.6%上がり、4年ぶりの最大幅の上昇を記録した。家賃をはじめ8月の消費者物価は2.6%上昇し、2カ月連続で年中最高値を記録した。今月中旬の秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)を控え、消費者物価への懸念も高まっている。先週、住宅価格は9年ぶりに最も多く値上がりし、庶民の暮らしも厳しくなっている。
2日、統計庁が発表した8月の消費者物価指数は108.29で、昨年同月比2.6%上昇した。7月(2.6%)に続き、再び年中最高値に上昇したのだ。消費者物価が5カ月連続で2%を超えたのは2017年1〜5月以来4年ぶりのことだ。企画財政部の李億遠(イ・オクウォン)第1次官は同日、物価関係次官会議に出席し、「農畜水産物と石油類の上昇が続くなど、供給側の要因が物価上昇をけん引した」と述べた。
秋夕の祭祀の膳に上る農畜水産物は、夏場の猛暑が続き、前年同月比7.8%値上がりした。品目別では、鳥インフルエンザ(AI)の影響などで卵が54.6%上昇した。スイカ(38.1%)、ほうれん草(35.5%)、唐辛子粉(26.1%)、豚肉(11%)なども大きく値上がりした。政府は今月、輸入卵1億個を供給し、牛肉・豚肉の出荷時期を調整するなど、秋夕を控えて物価安定に乗り出すことにした。しかし、6日から国民の88%に1人当たり25万ウォンずつを支給する11兆ウォン規模の第5次災難支援金(国民支援金)が供給されれば、物価をさらに刺激しかねないという懸念が出ている。
住宅価格の高騰を受け、先月の家賃も前年同期比1.6%値上がりし、2017年8月(1.6%)以降、最大幅に上昇した。賃貸保証金(伝貰)は2.2%、家賃は0.9%上昇した。上昇の勢いは最近も下火になっていない。同日、韓国不動産院が出した週間マンションの価格動向によると、全国マンションの伝貰価格(先月30日基準)は0.2%上がり、上昇幅が前週(0.19%)より大きくなった。引越し需要が集中する秋の伝貰難が懸念される状況だ。
住宅価格も同様に、統計を取り始めて以来、最も高い上昇振りを見せている。全国マンションの週間売買価格は0.31%上昇した。2012年5月に関連統計を取り始めて以来、最も高い。
具特敎 kootg@donga.com · 金鎬卿 kimhk@donga.com