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9・11テロ発案者、法廷で笑って手を振る

9・11テロ発案者、法廷で笑って手を振る

Posted September. 09, 2021 08:33,   

Updated September. 09, 2021 08:33

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米同時多発テロから20年となる4日前の7日、キューバのグアンタナモ米軍基地の特別軍事法廷キャンプ・ジャスティスに、テロを強行したスンニ派過激組織アルカイダの5人の被告が出廷した。民間人2976人が犠牲となったこのテロを設計して主導し「9・11テロの発案者」とされる元軍事委員長ハリド・シェイク・モハメド被告は、笑みを浮かべ手を振って余裕を見せた。

同日、FOXニュースなどによると、モハメド被告をはじめ、アルカイダのメンバー5人が法廷に出廷した。彼らは2976件の殺人とテロ、旅客機のハイジャックの容疑で起訴された。

2003年、パキスタンで米軍に逮捕された時、太った体に伸びたTシャツを着てみすぼらしい姿だったモハメド被告は、整った身なりで登場した。グレーのあごひげをオレンジ色に染め、白い帽子をかぶっていた。弁護人は、「長期間拘束され、久しぶりに人に会えたのでうれしくて笑った」と話した。被告は裁判長の質問に「はい」とだけ答えた。有罪が宣告されれば死刑になる可能性が高いとみられている。

今回の裁判は、昨年初めの新型コロナウイルスの感染拡大で審理が先送りされ、18ヵ月ぶりに再開された。テロ犠牲者の家族も傍聴席で審理を見守った。


李恩澤 nabi@donga.com