Go to contents

ユーチューブで大リーグを見て守備と打撃はレッスン場で、ロッテが2次ドラフトで一般人をサプライズ指名

ユーチューブで大リーグを見て守備と打撃はレッスン場で、ロッテが2次ドラフトで一般人をサプライズ指名

Posted September. 15, 2021 08:22,   

Updated September. 15, 2021 08:22

한국어

13日に行われた韓国プロ野球の2022KBO2次新人ドラフト会議で、第9ラウンド84位でロッテに指名され、野球選手の夢をかなえたキム・ソジン(17)が話題を呼んでいる。専門的に野球をした経験のない純粋な「一般人」として夢を叶えたからだ。球界の関係者は、「LGのハン・ソンテ(27)より純粋な一般人出身の選手が現れた」と話した。

3年前に95順位でLGに指名されたハン・ソンテは、社会人野球をしていてから日本の独立野球を経てプロ入りしたケース。しかしキム・ソジンは最初から野球を「独学」した。実戦も小学校3年生の時から3年間、地域のリトル野球団でプレーしたのがすべてだ。この時から大リーガーを夢見て、ユーチューブ動画で野球を学び、野球レッスン場で打球を受けてボールを打った。丈夫な下半身を作るため、専門のウエートトレーニングも受けた。

先月30日に行われたトライアウトは、キム・ソジンにとっては、これまで学んだことを見せるショーケースの現場だった。主に室内練習場で野球をしたというキム・ソジンは「やっぱり野球は外でやるのがいいと思う」と喜んだ。しかし、当時現場の評価は冷静だった。国内のエリート選手と違ってスイングが大きく、グラブを扱う姿も洗練されていなかったからだ。スカウトの一人は、「社会人野球をする一般人よりは高いレベルだが、エリートと言うには基本技が足りないようだ」と評価した。

しかし、2次指名でロッテから「サプライズ」指名を受けた。2年前、国内のスカウトから「面白い選手がいる」という話を聞いたロッテのソン・ミンギュ団長は、「同級のエリート選手より確かに力が強い。弾力性も高く、2~3年専門的なトレーニングを受ければ成長可能性は高いと思う」と話した。「イベント的にキム・ソジンを選んだわけではない」と強調し、「こういうタイプの選手が出てこそプロ野球が発展できる」と語った。

一方、初の一般人出身のプロ選手として関心を集めたハン・ソンテは、今年のフューチャーズリーグで3勝1敗、防御率0.72の好活躍を見せている。


金培中 wanted@donga.com