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ダンサーの情熱、きれいな承服、かっこいい「ダンスバトル」

ダンサーの情熱、きれいな承服、かっこいい「ダンスバトル」

Posted September. 16, 2021 08:39,   

Updated September. 16, 2021 08:39

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お互いに睨み合ってけん制するような47人の女性ダンサーたち。女性の神経戦のようだった。しかし、それに続くシーンでは、鋭い目つきで真剣にダンスに臨み、コンペティションが終わるとお互いに応援し合う。睨み合いではなく実力戦だ。先月24日に始まったMnetの「ストリートウーマンファイター」(スウファ)は、Kポップアーティストが独占していたスポットライトをダンサーにも当てようという狙いで企画された。計8クルー、47人の女性ダンサーたちは、放送開始と同時に一様に人気を集めている。

口コミの中心には叙事がある。「ホリーバン」のハニージェイと「コカNバター」リーヘイのダンスバトルが代表的だ。7年間同じチームで活動して別れた過去のためだった。別れてから5年ぶりに再会した2人は、戦いが終わった後、抱き合って目頭を赤くした。制作陣は、東亜(トンア)日報との書面インタビューで、「ダンサーとして歩んできた時間が相当にある人たちなだけに、多様な関係の物語とクルーを勝利に導こうとするリーダー間の大変な神経戦が共存する」と説明した。

視聴者たちが特に歓声を上げるのは、リーダーとチームメンバー間の友愛とスポーツ精神。「フック」のリーダー、アイキーはチームメンバーの1人がワーストダンサーとして指名されると、マイクを取り上げて公開的に称賛してやる気を奮い立たせ、これを見たほかのダンサーたちは「かっこいい」と拍手を送った。「ラチカ」のピーナッツは一度も勝ったことのない「プラウドマン」のリプジェイに対決を申し込む。結局、勝てなかったものの、結果をすんなりと受け入れる。「悪魔の編集」で有名なMnet特有の見え透いた競争構図が存在するにもかかわらず、視聴者が出演者の真正性を信じる理由だ。

特色あるクルー別パフォーマンスは、新型コロナで中断された様々な公演に対する渇望を解消してくれる。制作陣は「クルー間のゆずらない戦いの裏側に、ダンサーたちのダンスに対する真心と情熱、そしてミッション後やカメラの後ろで互いを尊重する姿があるという点が勝負以上の感動を与えているようだ。またクルーたちの活躍を通じて、ダンスがどれほど魅力的な芸術なのかも知らせることができるようになった」と話した。


キム・テオン記者 beborn@donga.com