CJ・ENMが、グローバル共同プロデューサーとして参加したミュージカル「ムーラン・ルージュ」(写真)が、第74回トニー・アワーズで最優秀作品賞を含む10部門を総なめした。公演界の最高権威を誇るトニー・アワーズは、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞と共に米エンターテインメント業界で4大授賞式の一つに挙げられる。
新型コロナ禍の中、約1年間延期され、26日(現地時間)、米ニューヨークのブロードウェイ・ウィンターガーデンシアターで開かれた授賞式で、ムーラン・ルージュは今年のミュージカル分野の13部門のうち10部門のトロフィーを獲得した。最優秀作品賞をはじめ、演出・振付・オーケストレーション(編曲)・主演男優・助演男優・舞台デザイン・音響デザイン・照明デザイン・衣装デザイン部門である。CJ・ENMがグローバルプロデューサーとして参加し、トニー・アワーズを受賞したのは2013年のミュージカル「キンキーブーツ」に次ぎ2度目となる。
ムーランルージュは、1890年のフランス・パリのクラブ「ムーランルージュ」のある歌手と若い作曲家の愛を描いたジュークボックスミュージカルだ。同名映画を原作にマドンナ、エルトン・ジョン、ビヨンセ、レディー・ガガ、アデル、リアーナなど世界的なポップスターの曲を加えて大衆性と作品性が高く評価された。2019年7月、ニューヨークで公式開幕した「ムーラン・ルージュ」は、新型コロナでブロードウェーの各劇場が長期間閉館して公演を中止したが、24日から再び始まった。
ムーラン・ルージュは、トニー・アワーズに先立って、ドラマデスク・アワーズ、外部批評家賞などの主要授賞式を総なめにし、大きな期待を集めた。
キム・ギユン記者 pep@donga.com