昨年、高齢者のみの世帯は10世帯に3世帯が単独世帯だった。離婚件数は全体的に減少したが、65歳以上の「熟年離婚」は10%以上増加した。
29日に統計庁が発表した「2021年高齢者統計」によると、昨年世帯主の年齢が満65歳以上の「高齢者世帯」は473万2000世帯だった。このうち一人暮らし高齢者世帯は35.1%(166万1000世帯)だった。独居老人の割合は2000年の31.3%から増え続け、今年初めて35%を超えた。統計庁は、一人暮らし高齢者の割合が2047年は36.6%に増えるだろうと見込んだ。
調査結果によると、一人暮らしをしている高齢者は他の高齢者世帯より健康への認識と管理が不足していることが分かった。昨年、一人暮らし高齢者のうち「健康状態が良い」と回答した割合は17.1%で、全高齢者世帯(24.3%)より少なかった。
「配偶者との関係に満足している」と回答したのは全体の61.9%だった。「満足している」は男性が女性に比べて16.3%高かった。高齢者の離婚と再婚は共に増えている。昨年、全年代での離婚件数は前年比3.9%減少したが、65歳以上の離婚は男性が11.1%、女性が13.7%それぞれ増加した。全年代での再婚件数も男女がそれぞれ前年比15.7%、14.5%減少したが、65歳以上ではそれぞれ男性が1.4%、女性が8.5%増加した。
統計庁によると、韓国は2025年、全人口に占める高齢者の割合が20%以上となる超高齢社会に進入するものと見られる。今年の高齢者人口の割合は16.5%で、超高齢社会地域は慶尚南道(キョンサンナムド=23.8%)、慶尚北道(キョンサンブクド=21.5%)、全羅北道(チョルラブクド=21.4%)、江原道(カンウォンド、20.9%)の4地域だ。
世宗市=キム・ヒョンミン記者 kalssam35@donga.com