米国で最も大きなキツツキで、その大きさに驚いた人々が「神の鳥(Lord God Bird)」と呼んだ「ハシジロキツツキ」(写真)を含め、23種の野生生物が絶滅したことが確認された。気候変動の影響が動植物の生態系にも大きな影響を及ぼしていると分析されている。
先月29日(現地時間)、米紙ニューヨーク・タイムズなどによると、米魚類野生生物局は、ハシジロキツツキなど11種の鳥類、コウモリ1種、魚類2種、貝類8種、植物1種の計23種がすでに絶滅したことが確認され、絶滅危惧種のリストから外すことを明らかにした。
翼が76センチ、胴が51センチのハシジロキツツキは、米南東部の森や沼地に生息していた。しかし、無分別な伐木や乱獲などで数が急減し、1944年にルイジアナ州で最後に目撃された。1967年に絶滅危惧種に指定され、今回絶滅が宣言された。
このほかに、米南部とキューバに生息した小さなスズメ目の渡り鳥「ムナグロアメリカムシクイ」やハワイ島に生息した鳥「キモモミツスイ」、8種の淡水貝なども絶滅した。
米魚類野生生物局関係者は、「23種の絶滅は人類が自ら招いた環境変化の結果」とし、「米国の自然遺産および世界生物の多様性の永久的損失を意味する」と述べた。
シン・アヒョン記者 abro@donga.com