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「牛が暴れる」黄喜燦が2ゴール、ウルブスが2連勝

「牛が暴れる」黄喜燦が2ゴール、ウルブスが2連勝

Posted October. 04, 2021 08:50,   

Updated October. 04, 2021 08:50

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「レッドブル」黄喜燦(ファン・ヒチャン=25、ウルバーハンプトン・ワンダラーズFC)がイングランド・プレミアリーグ(EPL)で初めてマルチゴールを決めた。

黄喜燦は2日(現地時間)、ウルバーハンプトンにある本拠モリニュー・スタジアムで行われたEPL第7節ニューカッスル戦で、先制ゴールと決勝ゴールを決め、チームの2-1勝利をけん引した。黄喜燦のワンマンショーでウルバーハンプトンは2連勝を飾り、3勝4敗(勝ち点9)でリーグ11位につけた。ウルブスは黄喜燦加入後に3勝1敗と勢いに乗った。

先月、ワトフォード戦でEPLデビューゴールを決めた黄喜燦は、EPL4試合で3ゴールを決め、一気にチーム攻撃の中核に浮上した。EPLの得点ランキングでも、孫興民(ソン・フンミン=トテナム・ホットスパー)やクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)らと共に7位タイを名を連ねた。

同日、黄喜燦はシュート5本のうち3本が枠内に入り、やや物足りなさを感じさせた決定力への評価を完全に変えた。ゴール前で瞬間スピードで相手DFをかわしてから空いたスペースに切り込んで受けたパスをシュートにつなげた2度のタイミングが輝いた。前半20分、2人の最終DFの間からカットインしながら、ラウル・ヒメネスのパスを受けて右足でゴールの反対側の隅に絶妙に蹴り入れた。1-1で拮抗していた後半13分にも、ヒメネスが相手DF3人をかわして中央に入ってくると、すかさずゴールの右から左へ動きながらパスを受けては左足でニューカッスルのゴールネットを揺らした。

果敢な突破に繊細なフィニッシュ能力まで見せつけた黄喜燦の活躍に地元のテレビ中継陣は「牛が暴れている」と絶賛した。EPL事務局は、1万167人が参加したMVP投票で64.3%の支持を得た「キング・オブ・ザ・マッチ」に黄喜燦が選ばれたと発表した。サッカー統計専門メディア「フースコアードットコムは、黄喜燦にチーム最高の8.6を与えた。

ウルブスのブルーノ・ラージ監督は、「黄喜燦がEPLに適応した。うちのプレーにぴったりとフィットしていた。こういう選手が必要だった」とし、「最高の選手は試合を楽しむことを知っている。黄喜燦はそういうトッププレーヤーだ」と褒め称えた。黄喜燦は試合後、ソーシャルメディア(SNS)に「韓国から送って頂いた素晴らしい応援に感謝する」と書き込んだ。

EPLに完璧に定着している黄喜燦は帰国の途につき、カタールW杯最終予選を控えた韓国代表チームに4日召集される。


兪載泳 elegant@donga.com