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2030年までの温室効果ガス削減目標を26.3%→40%に上方修正

2030年までの温室効果ガス削減目標を26.3%→40%に上方修正

Posted October. 09, 2021 08:31,   

Updated October. 09, 2021 08:31

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政府は2030年までに、国内温室効果ガスの排出量を40%(2018年比)削減する案を推進する。2015年に設定した従来の目標は、26.3%減らすことだった。その分、削減しなければならない温室効果ガスの排出量は大幅に増えざるを得ない。産業界では「現実性のない計画」という懸念が出ている。一方、環境団体は「気候危機に対応するには不十分な目標だ」と批判している。

大統領所属の「2050炭素中立委員会(炭素中立委)」と関連省庁は8日、温室効果ガスの排出量を2018年の7億2760万トンから2030年には4億3660万トンへと40%削減する新たな削減目標(NDC)を発表した。これを達成するためには、韓国は2030年までに毎年温室効果ガスの排出量を前年度の4.17%ずつ減らさなければならない。米国と英国の年間削減目標(2.81%)より高い。炭素中立委さえ、「温室効果ガスの40%削減目標は、非常に挑戦的なことだ」とし、「政府の強力な政策意志を反映した」と明らかにした。これに先立って、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は先月、「韓国の環境でできる最大限の削減目標を設定しなければならない」と強調した。

炭素中立委は、NDCの最終案を18日審議議決する。さらに、10月末に閣議決定を経て最終確定される。政府は11月、英国グラスゴーで開かれる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)で韓国のNDCを発表し、12月中に国連に提出する計画だ。国別NDCの提出は義務づけられているが、目標達成についての拘束力はない。


カン・ウンジ記者 パク・ヒョモク記者 kej09@donga.com · tree624@donga.com