来年からドライバーの長さが制限される。
全米ゴルフ協会(USGA)と英国王立ゴルフ協会(R&A)は13日、22年1月1日からクラブの長さの上限を現行の48インチ以下から46インチ以下に制限すると発表した。ただ、この規制を採用するかどうかは大会主催側が選択するようにし、公式戦に限って適用する」と説明した。
USGAとR&Aは、著しい飛距離増長がゴルフの本質を損ねると指摘してきた。伸び続ける飛距離に対応するため、ゴルフコースの全長が伸びてコスト増につながったという。このような現象はゴルフの底辺拡大にも役立たないと判断した。米男子ツアー(PGA)で活躍する選手の統計を取り始めた1980年の平均飛距離は256.5ヤードだったが、昨年は300ヤードに迫る296.4ヤードに伸びた。
選手たちは反発している。長いクラブを使うフィル・ミケルソン(51・米国)は、「40年間ゴルフが人気だったが、協会はゴルフの楽しさを削ぐ工夫ばかりしているようだ」と批判した。長いクラブを使わない選手も反旗を翻した。ジャスティン・トーマス(28・米)は、「長いクラブでプレーする選手が多くないのは、有利なことがないことを物語る」と言い、コリン・モリカワ(24・米)も「飛距離がすべてではない」とし、「こうした規制は何の変化ももたらさない」と話した。
キム・ジョンフン記者 hun@donga.com