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最近1週間の国内感染は100%「デルタ株感染」

最近1週間の国内感染は100%「デルタ株感染」

Posted October. 21, 2021 08:40,   

Updated October. 21, 2021 08:40

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最近、韓国内で発生している新型コロナの感染者全員が、インドから広がった「デルタ型変異株」の感染であることが、分析の結果明らかになった。

20日、中央防疫対策本部によると、この1週間、国内感染者3245人を分析した結果、全員からデルタ型変異株が検出された。直前の週(99.8%)より0.2%増えたものだ。調査は、全体感染者のうち28.5%を抽出して調査したもので、全数調査の結果ではない。しかし、事実上、国内で流行っている新型コロナウイルスの全ては、デルタ株と見られるという評価が出ている。

ワクチン接種後14日が過ぎた完了者であるにもかかわらず、新型コロナに感染したブレークスルー感染も増えている。10日現在、国内での突破感染例は計1万6972件と、1週間で3112人増えている。接種完了者の突破感染比率は0.073%で、人口10万人当たり73.2人の水準だ。

ブレークスルー感染者を年齢別に見ると、活動量の高い30代が10万人当たり140.3人で最も多かった。ワクチンの種類別では、ヤンセン接種者が10万人当たり243.5人で最も多かった。続いてアストラゼネカ(10万人当たり84.5人)、ファイザー(49.9人)、モデルナ(5.5人)などの順だった。

防疫当局は、ワクチン未接種者を新型コロナの流行減少と「ウィズ・コロナ」転換の最大の伏兵になるものとみている。新型コロナ感染者の83.6%がワクチン未接種者だ。疾病管理庁の関係者は、「50歳以上の高危険群約148万人を含む1000万人以上の未接種群が残っている」と説明した。

マスクを外すなど防疫措置を緩和した英国では、感染力の強い「デルタプラス型変異株」が広がっている。19日(現地時間)、英BBCによると、英首相室の報道官は、「(デルタプラス株を)大変綿密に注視しており、必要ならば迷わず措置を取る」と明らかにした。英保健安全局(UKHSA)も、最近の報告書で「イングランドでデルタプラス株が広がっている」と分析した。

デルタプラス株は、デルタ株から派生したウイルス。デルタ株ほど感染力が強いだけでなく、抗体に耐性があり、ワクチン効果をさらに低下させ得るという。英紙ファイナンシャルタイムズによると、英国でデルタプラス株は現在、支配種に生まれ変わったデルタ株より10~15%高い感染性を見せている。7月から世界で初めて追加接種を開始したイスラエルでも、19日、初のデルタプラス株の感染例が出た。


柳根亨 noel@donga.com · 李恩澤 nabi@donga.com