来月１日に外食・宿泊などの消費クーポン９種類を再開

政府が来月１日、新型コロナの防疫措置を「段階的日常回復（ウィズコロナ）」に転換し、外食、宿泊、公演など９分野で価格を割引する消費クーポンの使用を再開する。昨年新型コロナの拡散で使用が中断されたが、防疫状況が変わったため、第４四半期（１０〜１２月）の消費促進のために再び施行するのだ。年末までに残っている２２８２億ウォン規模の消費クーポンが発行される予定だ。

洪南基（ホン・ナムギ）経済副首相兼企画財政部長官は２６日、政府ソウル庁舎で非常経済中央対策本部会議を開き、「１１月初めの段階的日常回復開始時点から、消費クーポンの使用を全面再開する」と明らかにした。

消費クーポンは外食、宿泊、旅行、体育、映画、展示、公演、プロスポーツ観覧、農水産物の９つの分野で支給される。従来は、新型コロナの拡散予防のため、外食や公演、農水産物クーポンに限り、オンライン上でのみ使われたが、来月からはオフラインでも使用できる。政府は昨年から、補正予算を通じて５５２８億ウォン規模の消費クーポンを用意したが、使途が制限され、執行率は５９％程度に止まった。

外食クーポンは、クレジットカードで２万ウォン以上を３回決済すれば、４回目に１万ウォンを割引する。スポーツクーポンは、ジムなどの室内体育施設を月８万ウォン以上利用すれば、利用料を３万ウォン安くする方式だ。

公演は、チケットリンクなどで予約すれば１人当たり８０００ウォン、映画はマルチプレックス劇場のホームページで予約すれば、１人当たり６０００ウォン安く利用できる。宿泊は、インターパークなど約５０社の旅行会社でオンライン予約をする際、７万ウォン超過の場合は７万ウォン、７万ウォン以下の場合は２万ウォンが割引される。プロスポーツの入場料は入場料の５０％（最大７０００ウォン）が割引される。博物館（３０００ウォン）、美術館（５０００ウォン）も割引特典がある。

旅行クーポンは、国内旅行の早期予約割引商品を先払いすれば４０％割引する制度だ。旅行業界の厳しさを考慮し、割引率を当初の割引幅（３０％）から小幅に増やした。ただ、旅行商品は制度準備期間を考慮して、１１月中旬から利用できる。政府は今月末、詳細な消費クーポンの利用方法を盛り込んだ資料を、文化体育観光部のホームページや各カード会社、予約先を通じて提供する方針だ。消費クーポンは準備された予算が使い切れれば終了する。


宋忠炫 balgun@donga.com