日本天皇の姪、眞子さん(写真)が26日に結婚して皇籍を離脱し、再び皇室存続の問題が起こっている。皇族数の減少だけでなく、皇位継承も危うくなるほかない。天皇の子ども世代で皇位継承権を持つ男性皇族は天皇の甥の悠仁親王1人だけ。
27日、朝日新聞によると、現在皇室を構成するのは17人で、男性が5人、女性が12人。結婚していない40歳未満の皇族は6人で、このうち女性が5人だ。女性は結婚と同時に皇籍を離脱するため、今後皇族は先細りするほかない。皇族数の減少は、皇室活動の全般的な萎縮につながりかねない。
若い皇族の中で唯一の男性は今年15歳で皇位継承順位2位の悠仁親王。皇室で男性が生まれたのは41年ぶりだった。そのため、悠仁親王に皇位継承の負担が過度に集中している。皇室の諸般を規定した皇室典範の第1条は、「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」と定めている。
日本で皇族減少をめぐる議論は2000年代から始まった。民主党政権下の2011年、野田佳彦内閣は女性皇族が結婚後も皇族として残る「女性宮家」創設構想を出したが、2012年に自民党に政権が交代し、議論が立ち消えになった。
しかし、今年3月に有識者会議が稼動され、△女性皇族が結婚後も皇族に残る案と、△旧宮家の男系男子が養子縁組して皇籍に復帰する案の2案を皇族数の確保策として7月に提示した。
東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com