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モデルナCEO、「50歳以上は23年から毎年追加接種が必要」

モデルナCEO、「50歳以上は23年から毎年追加接種が必要」

Posted October. 29, 2021 08:55,   

Updated October. 29, 2021 08:55

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50歳以上は、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンを毎年接種しなければならないと、米製薬会社「モデルナ」のステファン・バンセル最高経営者(CEO)が見通した。

バンセルCEOは27日(現地時間)、ロイター通信とのインタビューで、「新型コロナワクチンの予防効能は(接種後)時間が経つほど弱くなるため、2023年から50歳以上はみんな、毎年ワクチンを追加接種(ブースターショット)する世の中を見られるだろう」と明らかにした。氏が50歳以上が対象になると見た理由は、「(相対的に)入院率が高く、死者があまりにも多い年代だから」と話した。

米国は現在、ファイザーとモデルナワクチン接種者のうち、高危険群のほかに65歳以上の高齢者にブースターショットを許可している。ヤンセンワクチン接種者は、18歳以上は皆ブースターショットの対象となっている。また、米疾病統制予防センター(CDC)は、がん患者や臓器移植患者など免疫体系が損傷した人には、4回目の接種を受けるよう、最近、接種指針を改正したと、NBCニュースが27日付で伝えた。これに先立って、CDCは免疫システムが損傷した患者は、1回や2回目の接種に加えて3回目の接種を勧告している。3回目の接種にも免疫力が十分でない人に、ワクチンを追加で接種できるようにしたのだ。

国民の大半を対象にブースターショットを承認した国も、イスラエルに続き追加で出た。豪州保健当局は27日、2回目の接種後6カ月が過ぎた18歳以上の成人を対象に、ファイザーワクチンのブースターショットを承認した。ブースターショットの効能については、専門家らの意見が分かれる。ワクチン接種後、時間が経って減った抗体がブースターショットで増えたという研究結果が最近相次いでいるが、免疫損傷患者のほか、広範囲なブースターショットは不要だという意見もあると、ロイター通信は伝えた。


趙鍾燁 jjj@donga.com