ＬＧ電子が第３四半期に過去最大の売上、初めて１８兆ウォン越え

ＬＧ電子が、第３四半期（７～９月）に四半期で史上最大の売上を記録した。生活家電（Ｈ＆Ａ）事業本部は、米ワールプールを抜いてグローバル家電売上１位が有力になった。

２８日、ＬＧ電子は、第３四半期の連結基準Ｎ売上高が１８兆７８６７億ウォン、営業利益が５４０７億ウォンを上げたと公示した。ＬＧ電子が、四半期売上高が１８兆ウォンを越えたのは今回が初めてだ。営業利益は、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）のリコール関連引当金（４８００億ウォン）を反映した影響で、昨年より４９.６％減少した。

驚くべき業績を牽引したのは生活家電だ。Ｈ＆Ａ事業本部は、売上７兆６１１億ウォンを記録し、同じく史上最大の売上を記録した。ＬＧ電子の単一事業本部が四半期の売上高が７兆ウォンを超えたのは初めてだ。スチーム家電や「ＬＧオブジェコレクション」などの販売好調が続いた影響だ。ＬＧ電子は、北米、欧州、中南米などで昨年比二桁の成長率を見せたと説明した。

Ｈ＆Ａ事業本部は、米ワールプールとの売上競争においても格差を広げた。１～９月の累積売上格差は約２兆３０００億ウォンに達する。ＬＧ電子の関係者は、「サプライチェーン管理を強化し、生産ラインを効率的に運営して収益構造を改善し、Ｈ＆Ａ事業本部が５０５４億ウォンの営業利益を上げた」と語った

有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ）テレビなどの成長の勢いのおかげで、テレビを担当するＨＥ事業本部は、４期連続で４兆ウォン台の売上を続けている。グローバルテレビへの需要が減速し、液晶表示装置（ＬＣＤ）パネルの価格が値上がりするなど、収益性が悪化している状況でも、プレミアムテレビの販売が伸び、堅調な収益を維持した。自動車部品を生産するＶＳ事業本部やモニター、ノートパソコンなどを担当するＢＳ事業本部の売上げは、昨年比それぞれ４.８％と１３.９％伸びたものの、赤字を出した。

下半期に入って高騰した原材料価格や物流コストの増加などは、不安要素となっている。ＬＧ電子の関係者は、「原材料価格の上昇と物流コストの引き上げなどが原価に負担を与え、自動車メーカーの生産支障は自動車部品事業に悪影響を及ぼす可能性がある」とし、「供給網管理と効率的資源運営を通じて収益構造を改善する」と話した。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com