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グアムとハワイ路線増便、サイパン路線は年末まで予約ほぼ満枠

グアムとハワイ路線増便、サイパン路線は年末まで予約ほぼ満枠

Posted October. 30, 2021 08:20,   

Updated October. 30, 2021 08:20

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新型コロナウイルスの感染拡大で閉ざされた空の道に突破口が見えてきた。

ウイズコロナ(段階的日常回復)にともなう旅行需要の増加で、航空会社がサイパンやグアム、ハワイなどのリゾート地やシンガポール、オーストラリアなど中・長距離路線に次々に就航を再開している。

 

29日、航空業界によると、現在アシアナ航空とティーウェイ航空、済州(チェジュ)航空がサイパンに週1回運航している。これらの航空会社のサイパン行き航空便は年末まで予約がほぼ満枠の状態だ。

サイパンは、新型コロナウイルスの陰性確認書があれば、指定されたホテルで5日間隔離した後、自由に旅行できる。現在サイパンは海外旅行客のための指定ホテルを運営しているが、指定ホテルはほぼ満室だ。航空会社が運航を増やしたくてもホテルが不足し、増便できない状況だ。サイパン政府は、海外旅行客のためのホテルを追加で準備することを検討している。

代表的な人気リゾート地のグアム路線の運航も増加している。大韓航空とジンエアーは10月から仁川(インチョン)~グアム路線を週2回、ティーウェイ航空は週1回運航している。エアーソウルは12月23日から仁川~グアム路線を週1回運航する。アシアナ航空も12月から週2回グアム路線を就航する予定だが、2003年3月以来18年ぶりにグアム路線を再開することになる。

 

大韓航空は11月から週3回、仁川~ハワイ路線を運航する計画だ。週1回の定期便はあったが、週2回の不定期便を拡大したのだ。大韓航空は11月から隔週で仁川~シドニー運航も再開する。アシアナ航空は11月から仁川~バンコク路線を現在週3回から週7回に増便する。

 

大韓航空関係者は、「ウイズコロナに合わせて旅行客が増えると予想されるので、旅客需要回復の推移を見て、人気のある旅行地への増便および路線追加運営などを検討する計画だ」と話した。

11月から、シンガポールやタイなど東南アジア国家の多くが門戸を開く。タイは1日から隔離なく自国の全域で海外旅行客を受け入れる方針だ。シンガポールとのトラベルバブルも始まる。ワクチン接種とコロナ陰性確認書があれば、隔離なく旅行が可能だ。シンガポール旅行は指定された航空便だけ可能。現在、国内航空会社のうち大韓航空(週3回)、アシアナ航空(週3回)が許可を受けている。

 

仁川国際空港だけでなく金海(キムヘ)国際空港でも、サイパンとグアム行きの路線を利用することができる。政府は、金海~サイパン週2回、金海~グアム週1回の運航を決めた。まだ航空会社は選ばれていない。

航空業界関係者は、「海外旅行を安全に行ってきた人々が多くなれば、旅客需要が急速に増加する可能性が高いと見る」とし、「ワクチン接種率の上昇と1回検査に6万ウォン以上かかるコロナ検査費用負担の緩和、海外旅行手続きの簡素化などがなされれば、旅行客がさらに増えるだろう」と話した。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com