韓国の伝統的な虎の説話を素材に、BTSが登場するウェブトゥーンやウェブ小説が登場する。
ハイブ(HYBE)は4日、ユーチューブで中継した「共同体と共にするハイブの会社説明会」で、「ハイブオリジナルストーリー」に基づいた4本の作品を来年1月15日、ネイバーウェブトゥーンのグローバルプラットフォームで発表すると明らかにした。
最も目立つ作品は、「セブンペイツ:チャコ(7Fates:CHAKHO)」だ。ハイブ側は「朝鮮時代の虎を捕る『捉虎甲士』をモチーフに、韓国伝統説話を混ぜて再誕生させた物語だ」とし、「運命に縛られた7人の少年(BTSメンバー)が一緒に試練を経験して成長し、なぜ7人でなければならないのか、運命は何かをダイナミックなストーリーで描いていく」と説明した。
男性グループ「TOMORROW X TOGETHER」は、別の作品「星を追う少年たち」のメインキャラクターとなる。魔法と幻想の動物が登場するファンタジー物だ。「ダークムーン:月の祭壇」にはグループ「エンハイフン」が登場する。ヴァンパイアとオオカミ少年が登場するファンタジーに、ハイティーンロマンスを結合した。少女たちが登場する成長物「クリムゾンハート」も、幻想と冒険を組み合わせたファンタジー物だ。
ハイブのこのような試みは、人気アイドル歌手のファンダムや知的財産権(IP)を活用し、ストーリー産業へと裾野を拡大するためのものと見られる。最近、DCコミックスと共に「バットマンシリーズ」を公開し、グローバルフラットフォームの立場を固めているネイバーのウェブトゥーンとコラボして、Kポップやゲーム、ウェブトゥーンやウェブ小説を好む若者層を攻略する布石だ。
ハイブは同日、国内ブロックチェーン企業「ドゥナム」とグローバルパートナーシップも締結すると発表した。ハイブの房時爀(バン・シヒョク)議長は、「NFT(代替不可トークン)を活用したアイドルフォトカード(記念品)などを、ファンが仮想空間で自由に収集、交換、展示する経験ができる日も遠くない」と語った。
イム・ヒユン記者 imi@donga.com