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韓国、イラクを3-0で制しW杯出場に前進…孫興民は代表通算30点目

韓国、イラクを3-0で制しW杯出場に前進…孫興民は代表通算30点目

Posted November. 18, 2021 08:23,   

Updated November. 18, 2021 08:23

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パウロ・ベント監督率いるサッカー韓国代表チームは早ければ来年1月にも、10大会連続のワールドカップ(W杯)本大会出場を決める見通しだ。

韓国は17日、カタール・ドーハのサーニー・ビン・ジャーシム・スタジアムで行われた2022カタールW杯アジア最終予選A組第6戦でイラクを3-0で下した。韓国が最終予選で3点以上を奪ったは初めて。最終予選のアウェーで勝ったのも2012年6月にカタールに4-1で勝利して以来、9年5ヵ月ぶりのこと。韓国は4勝2分け(勝ち点14)で6試合連続無敗行進を続け、組2位を維持した。イランはシリアを3-0で下し、5勝1分け(勝ち点16)で組1位の座を保った。

韓国は3位グループとの差を広げ、W杯本大会出場権が与えられる組2位を早期に決める機会を得ることになった。韓国に続きアラブ首長国連邦(UAE)が3位、レバノン(勝ち点5)が4位に入っている。韓国とUAEとの勝ち点差は「8」。韓国は来年1月27日にレバノン戦を、2月1日シリア戦を行う。レバノン戦が終われば各チームは3試合ずつ残すことになる。この時、3位チームとの勝ち点差を「10」以上に広げれば、残りの試合の結果に関係なく本大会出場が決まる。韓国がレバノンに勝ち、同日シリアと対戦するUAEが引き分けるか敗れれば、韓国の本大会出場が決まる。

韓国はイラクを相手にストライカーとして出場したチョ・ギュソン(金泉尚武FC)が前線からプレーをかけ、鄭又榮鄭(チョン・ウヨン=アル・サッド)と黄仁範(ファン・インボム=FCルビン・カザン)、李在成(イ・ジェソン=FSVマインツ05)らMF陣が安定した守備に続く積極的な突破で攻撃を展開した。韓国は前半32分に李在成の左足シュート、後半28分に孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)のPK、後半33分にチョン・ウヨン(SCフライブルク)のゴールで完勝した。

孫興民はチョ・ギュソンが得たPKを成功させ、代表戦通算96試合で30ゴールを記録した。孫興民はPKを成功させたが、シュートを蹴る前にチョン・ウヨンがペナルティーエリアに入ったため、やり直しとなった。しかし、2度目では果敢にゴール真ん中に蹴り込んでネットを揺らした。10年前の2011年1月、同競技場で行われたインドとのアジアカップ試合で、代表戦デビューゴールを記録した孫興民は、10年前のあの日のように手でハートを作るパフォーマンスを披露した。孫興民は、許丁茂(ホ・ジョンム)、金度勲(キム・ドフン)、崔淳鎬(チェ・スンホ)と共に代表戦通算得点で6位になった。1最位は車範根(チャ・ボムグン=58得点)。孫興民は、「試合に出る選手も出れなかった選手もみんなが最善を尽くした。チームの一員としてうれしい」と語った。

チョン・ウヨンは、孫興民に再びPKを蹴らせるプレッシャー与えたが、速い攻撃とシュートで印象的なプレーを見せた。同名異人の先輩、鄭又榮(アル・サッド)と共にプレーし、「小さいチョン・ウヨン」と呼ばれたが、孫興民と同じスタジアムで代表戦デビューゴールを記録した。

B組では日本がオマーンに1-0で勝ち、勝ち点12を記録。同日、中国と1-1で引き分けた豪州(勝ち点11)を抜いて2位に浮上した。B組1位はサウジアラビア(勝ち点16)。


李元洪 bluesky@donga.com