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「どうして地を踏めようか」庚戌国辱の時に命を絶った雲巌の詩

「どうして地を踏めようか」庚戌国辱の時に命を絶った雲巌の詩

Posted November. 26, 2021 08:37,   

Updated November. 26, 2021 08:37

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「客が来て伝えるところ、国がなくなったという。狂わんばかりの心情で涙を流し、打ちのめされる。どうして青山の地を踏めようか。戸に鍵をかけ、真昼の空の陽を見ることはできぬ」

1910年、庚戌国辱の知らせを聞いた雲巌(ウンアム)・鄭斗欽(チョン・ドゥフム、1832~1910)はこのような内容の漢詩「損命詞」を残して自ら命を絶った。雲巌は朝鮮時代、王に直言する官職である司諌院の正言と司憲府の持平を務めた。江南(カンナム)大学国文科のホン・スンソク名誉教授は25日、論文「長興地域の殉国志士と節義精神の発現:鄭斗欽の損命詞」を発表した。

ホン氏は今年8月、雲巌の文集を翻訳し、損命詞を発見した。雲巌に関する記録が多くなく、雲巌の生前の活動を把握することは容易でなかった。9月に現場踏査をした時、雲巌が自宅裏に作った東屋である望華台があったと推定される場所を発見した。ここには「望華台」と書かれた碑石があった。庚戌国辱の直後に殉国した梅泉(メチョン)・黄玹(ファン・ヒョン、1855~1910)や一阮(イルワン)・洪範植(ホン・ボムシク、1871~1910)とは違って、雲巌は現存する記録が不十分で、まだ独立有功者と認定されていない。韓詩俊(ハン・シジュン)独立記念館長は、「雲巌の記録を早く整理し、独立有功者の叙勲を受けることができるよう努める」と話した。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com