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未成年への性犯罪者エプスタイン被告、プライベートジェットにクリントン氏やトランプ氏ら搭乗

未成年への性犯罪者エプスタイン被告、プライベートジェットにクリントン氏やトランプ氏ら搭乗

Posted December. 02, 2021 08:50,   

Updated December. 02, 2021 08:50

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数十人の未成年者への性犯罪を犯した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告(写真)のプライベートジェットに、米国のクリントン元大統領やトランプ前大統領など著名人が搭乗したという証言が出てきた。

 

CNNやBBCなどによると、エプスタイン被告のプライベートジェットの元パイロット、ラリー・ビソスキー氏は先月30日、ニューヨーク・マンハッタンの連邦裁判所で開かれたエプスタイン被告の元交際相手、ギレーヌ・マクスウェル被告の裁判でこのように証言した。英社交界の著名人で米国とフランスの国籍を持つマクスウェル被告は、未成年者を募集してエプスタイン被告に紹介するなど、性犯罪を共謀した容疑を受けている。エプスタイン被告は2019年、拘置中に自ら命を絶った。

ビソスキー氏は裁判で、自身が操縦するプライベートジェットに2人の大統領を含め、英エリザベス女王の次男アンドリュー王子や、俳優のケビン・スペイシー氏、ジョージ・ミッチェル、ジョン・グレン元米上院議員、ヴァイオリン演奏者のイツァーク・パールマン氏も搭乗したことがあったと証言した。ビソスキー氏が明らかにした搭乗者リストには、アンドリュー王子に性的暴行を受けたと主張したバージニア・ジュフリー氏も含まれた。

 

25年間、エプスタイン被告のプライベートジェットのパイロットを務めたビソスキー氏は、当時飛行機に「ロリータ特急」という別名がついていたと明らかにした。「ロリータ」は、性愛の対象として少女・幼女を求める心理を示す言葉。しかし、ビソスキー氏は搭乗客の性的行為を目撃したことはないと話した。ただし、操縦室のドアは常に閉じられていたので、機内で起こっていることを知ることはできなかった。

 

裁判では、エプスタイン被告に性的虐待を受けた女性が「ジェイン」という仮名で出廷した。ジェインは14歳の時からエプスタイン被告に性的暴行を受け、その現場にマクスウェル被告がいたと話した。ジェインは1994年、ミシガン州の夏キャンプでエプスタイン被告とマクスウェル被告に初めて会い、エプスタイン被告は自らを学生たちに奨学金を与える裕福な寄付者だと紹介した。エプスタイン被告は当時、父親と死別して経済的に苦しかったジェインを支援する代わりに性的虐待をしたと、検察は明らかにした。マクスウェル被告は昨年、刑務所に拘置され、有罪が認められる場合、最大80年の刑を受ける可能性がある。


兪載東 jarrett@donga.com