「国民の力」選対委発足、尹錫悦氏「うんざりする偽善政権、必ず交代する」

保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補、尹錫悦（ユン・ソクヨル）氏が６日、「うんざりするおぞましい偽善政権を必ず交代させなければならない」と主張した。党選挙対策委員会が発足した日、第一声で文在寅（ムン・ジェイン）政府に対する審判論と政権交代を強調したのだ。

尹氏は同日、ソウル松坡区（ソンパク）オリンピック競技場で開かれた中央選対委発足式で、「このうんざりする腐敗し無能な政権を必ず審判しなければならない」とし、このように述べた。また、「家のない国民は急騰した保証金と家賃のために苦痛を受け、家のある国民は過重な税金のために苦痛を受けている」とし、「庶民の寝床は寒い道端に放り出し、腐敗既得権の私益を追求する政府は、一体誰のための政府なのか」と批判した。現政権の最大の弱点に挙げられる不動産政策の失敗を強調し、「反文在寅」世論を結集させる狙いがある。

　

候補選び選挙から３１日で選対委発足式を行った尹氏は、「今私たちに最も必要なことは団結だ。政権交代の思いが同じなら、皆が力を合わせなければならない」とし、「ワンチーム」精神を強調した。さらに、「最も低いところから始める『尹錫悦工程』で国の基本を堅固にする」とし、「私と共に党と大韓民国を一変させよう」と呼びかけた。

尹氏は、選対委の総括は金鐘仁（キム・ジョンイン）総括選対委員長に、選挙企画と広報は同党代表の李俊錫（イ・ジュンソク）氏に委任し、青年・中道層に対する外縁拡張に乗り出す計画だ。金氏は同日、尹氏について、「文政府が追い出そうとした剛直な公職者が、公職と正義の象徴としてこの場に共にいる」と述べた。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com